株主優待を受けるなど、株主の権利を決めるための日が権利日です。

この権利日1日だけその株式を所有しているだけで株主としての権利を得ることができます。逆に言うと1年の他の364日間所有していてもこの日だけ所有していなければ権利はないことになります。

権利日は年1回だけのところ、年2回のところ、年4回などのところがあります。実際にその日に所有していて配当金を得られるかどうかは決まっていなくて、会社の株主が誰かを各時点で確認するために権利日を設定しているだけのことがあります。


各会社の権利日は会社四季報や各会社のホームページで確認できます。日本の多くの会社は決算期末日を3月31日にしているのでこの日が権利日の会社が多いです。欧米の会社は12月が多いですし、スーパーマーケットなどの小売業では2月を決算月にしていることが多いなど様々です。

また月がわかってもその月末日が権利日でないことも時々あります。日本の商習慣で20日を締め日にすることが多いので20日が権利日のこともあります。15日など他の日もごく希ですがあります。2月だとかわかっていても必ず日まで確認しておきましょう。

さてこの「権利日」に持っている状態というのは実は簡単ではありません。先に取り上げた約定日、受渡日の関係があるからです。権利日に購入したのでは遅いのです。この受渡日が権利日以前でなければダメです。受け渡してもらって初めて自分が所有している状態になります。

この受渡日が権利日になる日のことを「権権利付き最終売買日」と呼び慣わしています。そしてその翌営業日つまりその日に購入しても受渡日の翌日になってしまう日のことを「権利落ち日」と言います。逆に言うと権利落ち日に売却してもすでに権利が確定しているので権利を失わずにすみます。

なお、権利日が土日祝日など休日の場合にはその直前の営業日が権利日なります。

月末(31日)が本来の権利日のだがその日が日曜日であれば29日金曜日が権利日になります。そしてその3営業日前の火曜日が権利付き最終売買日になります。

2015年の場合(参考用)
末日権利日権利付き最終売買日権利落ち日
2015年1月1月31日(土)1月30日(金)1月27日(火)1月28日(水)
2015年2月2月28日(土)2月27日(金)2月24日(火)2月25日(水)
2015年3月3月31日(火)3月31日(火)3月26日(木)3月27日(金)
2015年4月4月30日(木)4月30日(木)4月24日(金)4月27日(月)
2015年5月5月31日(日)5月29日(金)5月26日(火)5月27日(水)
2015年6月6月30日(火)6月30日(火)6月25日(木)6月26日(金)
2015年7月7月31日(金)7月31日(金)7月28日(火)7月29日(水)
2015年8月8月31日(月)8月31日(月)8月26日(水)8月27日(木)
2015年9月9月30日(水)9月30日(水)9月25日(金)9月28日(月)
2015年10月10月31日(土)10月30日(金)10月27日(火)10月28日(水)
2015年11月11月30日(月)11月30日(月)11月25日(水)11月26日(木)
2015年12月12月31日(木)12月30日(水)12月25日(金)12月28日(月)


※12月31日は取引所休日で大納会12月30日の予定。
※上記は作成時点のカレンダーから理論的に計算した日付です。実際に使う場合には必ず証券会社などが発表している日を使ってください。
※権利日末日の場合のみ掲載。他の日付の場合には権利落ち日等は変わります。

一般論として祝日がない場合には下記のような関係があります。

権利日が月曜日の場合、権利付き最終売買日は水曜日、権利落ち日は木曜日
権利日が火曜日の場合、権利付き最終売買日は木曜日、権利落ち日は金曜日
権利日が水曜日の場合、権利付き最終売買日は金曜日、権利落ち日は月曜日
権利日が木曜日の場合、権利付き最終売買日は月曜日、権利落ち日は火曜日
権利日が金曜日の場合、権利付き最終売買日は火曜日、権利落ち日は水曜日
権利日が土曜日日曜日の場合には金曜日の場合と同じ。

かつて権利日には名義書換を行わない規則がありました。そのため権利日-1が受渡日になる約定日が「権利付き最終売買日」となります。Webサイトなどで検索する場合に日数の違いがありますのでその記事がいつかかれたか日付を確認してください。


なお、厳密に言えば権利付き最終売買日の大引けまでに購入して、翌日の寄りつきで売却しても権利は持っていることになります。もっと極端に言えば権利付き最終売買日の大引けまでに購入して、その日の夜間売買で売却しても構いません。



株主優待 ブログランキングへ