「〜買わない生活」シリーズですが、映画を何回観るかは嗜好の問題なので何回とは決めがたい。なので映画券を提供している会社の紹介にとどめます。ちなみに私はもう10年以上、一部例外を除き映画館ではお金を払って鑑賞はしていません。一部例外は映画祭あるいは優待を出していないような単館作品で10年でも一桁のはずです。 

日本人が一人一年間に観る映画の平均本数については別途調べるとして。 

映画館の無料鑑賞券を提供しているのは映画興行会社が主です。映画は大まかに製作、配給、興行の三つの部門に分かれていて大手三社がこの三つをすべて川上から川下まで手がけているのでわかりにくいです。




製作・配給会社のGAGAの親会社のUSENなんかは自身の小屋を持っていなかったため新作映画の試写会を全国で開催するような形で無料鑑賞できるようにしていました。でも会場を借りるなどのコストがかかる割に試写会の開催場所から遠方の株主に不評になってしまう欠点があります。

他に、企画製作に携わった企業が全国共通前売り券を配布する例もありましたが、これはチケット代を丸々負担することになりやはりコスト高。小屋の普段空席のところに人を入れるだけの優待を出せる興行会社のほうが優待コストは安くなります。

ただ株主優待というのは海外では少ない制度なので、洋画では無料鑑賞者数が日本だけ異様に多いことに苦情があるらしくコストが安いとばかりは言っていられないようでもあります。

まず三大映画会社

松竹リンク)…一番の老舗で証券コードも01番。シネコンのMOVIXピカデリーなどを運営。ポイント制で新宿ピカデリーは20P、それ以外では10Pで1本鑑賞。1.5倍で3Dも可能なのは他にないメリット。松竹配給以外の作品も差別なく鑑賞でき、さらに土日の使用も制限なし。新宿ピカデリーはいくつか制限あり。他社と共同のブルク13、バルト9、なんばパークス、大阪ステーション、札幌シネマフロンディア等では松竹配給作品のみになる。ポイントの使用制限が緩い。株主優待カードを使うので転売できない。会社サイト

東宝リンク)…興行収入では一番。単元の100株では割引券で、1,000株以上で無料鑑賞券が貰える。TOHOシネマズ。劇場によって作品に差別がないところと、東宝配給作品以外では2枚必要なところがある。有効期間2ヶ月の券が半年分貰える。株主優待カードと同時に使用するので券だけ転売することはできない。優待券を貰うには約300万円必要なので敷居が高い。会社サイト

東映リンク)…有効期限2ヶ月の券2枚×3を半年ごとに。わりと転売対策が緩いが、東映直営館が大幅に減り、東映配給作品以外の鑑賞ができないところがほとんど。T-JOY等。東映配給作品は今は大分減ってしまっている。会社サイト

全国規模の劇場運営または複数地域で利用可能
 
東急レクリエーションリンク)…全国の109シネマズ横浜ムービルで使用可能。ポイント制株主カード。3D作品は別途追加料金でも鑑賞可能。系列にまたがった作品上映があるので色々観られる。会社サイト

KADOKAWA・DOWANGOリンク)…書籍やDVDの他に映画券も選択可能な優待を年1回。もともとは角川シネマとユナイテッドシネマを運営していたので、それらで使える映画鑑賞券(期限は約1年)を提供していたが、ユナイテッドシネマをローソンに売却してしまったので東京の角川シネマしか残らず、全国の株主向けに汎用のムビチケカードに変わりました。むしろ利便性が高まっています。ムビチケは1枚で1作品のものと1枚で何円分かのものとがあるようですが、2014年3月の場合には1枚1400円のものでした。年に2枚だけど長期保有で1枚追加になります。会社サイト

パルコリンク)…パルコ内にある映画館で使用できる映画券を半年で1枚(3年以上継続保有で1枚追加)。渋谷・所沢・浦和・名古屋・大津。かつてはシネリーブルとかワーナーマイカルなどで全国でも使えるものだったのですが、現在は上記パルコ内の劇場のみ。会社サイト

※追記:優待変更で映画招待券からパルコ店内で使える買い物券になりました。単元所有で1000円券×2枚。パルコ内の映画館でも使えるのでぎりぎり映画が見られると言っていいかもしれません(PDF)。

ノバレーゼリンク)…ハウスウエディングの会社だけど、全国のイオンシネマで使える映画鑑賞券を貰えます。単元が100株だけど、映画券が貰えるのは12月は200株、6月は400株と変則的です。会社サイト

東京・大阪

東京テアトルリンク)…東京、埼玉、大阪、神戸で劇場を展開。1,000株で半年4枚。有効期間は3ヶ月ごと。使い切ったら割引券としても利用可能。券のあちこちに株主名や住所などが印字されていて転売しにくくなっている。3Dも差額料金で鑑賞可能。アート系作品も多い。会社サイト

東京のみ
 
武蔵野興業リンク)…1,000株で半年に12枚のチケットを貰える。今は新宿武蔵野館3スクリーンとシネマカリテ2スクリーンのみ。ただしカリテは割引券としての利用になる。会社サイト
※新宿武蔵野ビル改装工事中につき優待の内容が変わっています(PDF)。 
※新装オープンで2016年9月30日権利から通常優待に戻すことを発表(PDF)。 

スバル興業リンク)…東京有楽町のスバル座1館のみ使用可能。1,000株の場合に、半年間で6回使用可能の株主優待カードが貰えます。東宝の子会社で主たる事業は道路メンテナンスや飲食店。会社サイト

東京楽天地リンク)…全国の東宝系劇場で使用できる券と東京錦糸町にある直営劇場でのみ使える券の二種類。東宝系でも劇場によって使用法が違うのでちょっとややこしい。取得経験なし。会社サイト

大阪のみ

きんえいリンク)…単元保有だと毎月1枚。大阪阿倍野のアポロシネマ8スクリーン。近鉄系。取得経験なし。会社サイト

オーエスリンク)…優待カードでポイント制。1,000株で半年に140ポイント。直営劇場と共同経営劇場と提携劇場で使用法やポイントに違いがある。直営は神戸、姫路3館。共同経営劇場は西宮1館。提携劇場は大阪のTOHOシネマズ4館。直営は制限なしで10ポイント、共同経営は制限なしで20ポイント、提携は10ポイントだが東宝邦画作品のみ。東宝系。取得経験なし。会社サイト

名古屋のみ

中日本興業リンク)…名古屋駅前のミッドランドスクエア7スクリーン、ミッドランドシネマ名古屋空港12スクリーン、名古屋駅前のピカデリー2スクリーンを経営。100株で半年10枚。有効期限は3ヶ月づつは使いやすい。3Dも一部劇場で追加料金で鑑賞可能。取得経験なし。会社サイト

株価情報は後で更新します。映画料金は現在大人1800円、大学生1500円、シニア1100円、前売りは1400〜1500円程度と思います。換算は難しいですが、優待利回りは1枚1800円で計算しています。ただしKADOKAWA・DOWANGOは額面通りで換算。

※追記:北海道のみ
SDエンターテイメント(ヤフーIRサイト)も北海道で経営する映画館での鑑賞可能な株主優待券を出していることがわかりました。



40


 ※2016年版を書きました。
株主優待侍:株主優待で映画を劇場鑑賞する 2016