現在日本プロ野球機構に加入する野球チームは12球団ある。それらのうち、親会社が上場しているのは8社+1社ある。+1は球団親会社は非上場だが、球場運営会社が上場。それらのすべての会社は株主優待を実施しているが、野球観戦関係の優待があるのは8社。それらについてまとめた。

なお、実際に保有して実際に利用したことがあるのは2社のみなので他は公式発表情報をまとめたもの。

表のようになっている。直接球団会社を表記の会社が保有する場合もあるが中間に別会社を挟む場合もある。そのような便宜上の親会社はのぞき支配株主と認められる会社を挙げている。阪神タイガースは本来の親会社は阪急阪神ホールディングスだが、公式にはその子会社の阪神電気鉄道が親会社ということになっている。HDは経営に関与しないと名言している。埼玉西武ライオンズも西武鉄道が親会社であるが、上場しているのはその親会社の西武ホールディングス。

読売ジャイアンツのフランチャイズ球場の東京ドームが上場している。東京ドームではジャイアンツ以外の主催試合も実施しているが、ここではジャイアンツに関連して述べる。


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■親会社が上場していない/親会社がない

広島

広島東洋カープは市民球団でマツダの創業家である松田家が最大株主でマツダも様々な形で支援しているが親会社ではない。マツダは上場企業であるが株主優待は実施していない。

ロッテ

ロッテホールディングスは非上場。

読売

読売新聞社グループ本社は非上場。

中日

中日新聞社は非上場。

■野球優待がない

ソフトバンク

ソフトバンクグループは、3月末日・9月末日の100株以上株主に対して携帯電話基本料の割引やインターネット接続サービスの基本料金割引を実施している。が、野球に関連する優待は実施していない。

阪神

阪急阪神ホールディングスは1,000株以上株主に電車バスの乗車券の他にグループ優待冊子を提供している。グループが経営する施設の入場券割引券やサービスの割引券など様々。数年前まではその中で、阪神甲子園球場内グッズショップ10%割引券甲子園野球博物館入場券が含まれていた。現在もそれらが含まれているかどうかわからないが、もし含まれていれば観戦に行く人には嬉しい優待のはず。乗車券で甲子園球場までの往復もできる(4回乗車)。

ただ必要資金は70万円超とやや高い。優待目的で買うには高すぎる。

阪急阪神ホールディングス:グループ優待券について

■無料観戦チケットが貰える


やっぱり財布から現金が出ていかず無料で見られるというのはありがたい。もったいないから使わねばと思ってしまう。

日本ハム

食肉業界最大手の日本ハムは、3月末日・9月末日の1,000株以上株主に株主優待を実施している。うち3月末日権利では3千〜4千円自社グループ商品の代わりに「ファイターズ観戦チケット」を選択可能。


日本ハム:3月末現在1,000株以上保有の株主様に贈呈
※「ファイターズ観戦チケット」は6月30日(火)締切
※「ファイターズ観戦チケット」の発送は7月下旬〜8月中旬となります。

ファイターズの主催試合は札幌ドームの他に、東京ドームや北海道各地の地方球場でも実施している。が、選択可能なのは札幌ドーム・東京ドーム・福岡ヤフオクドーム・京セラドーム大阪の指定試合から1試合。2枚。

内野指定席としか記述がないのでSS,S,A,B,Cのいずれかはわからない。仮にS指定席が可能であれば9000円の価値がある。A指定でも4,000円×2枚で8,000円。

S指定席一般当日4,500円(前売り4,000円)
A指定席一般当日4,000円(前売り3,500円)

よく見ると福岡・大阪は主催試合じゃないのに選択可能なんだ。だから席種が細かく指定できないのか。

欠点は選択可能な試合が8試合しかないことと、約300万円の資金が必要なこと。良い点は札幌、東京、福岡、大阪の4地域の球場から選べるので広範囲な株主にメリットがあること。

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実際に保有したことがないので細かな内容は不明。

北海道日本ハムファイターズ:チケット|札幌ドーム

西武

西武ホールディングスは100株単元だが、野球の優待があるのは1,000株以上。3月末日・9月末日。


西武ホールディングス:株主優待
埼玉西武ライオンズ主催 公式戦観戦 内野指定席引換券 5枚 埼玉西武ライオンズ主催のすべての公式戦が対象になります。
西武プリンスドームで開催する試合は、「内野指定席A」とお引換えいたします。
県営大宮球場で開催する試合は、「内野自由席A」とお引換えいたします。
※対象席種が満席の場合、お引換えの席種が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

西武プリンスドームの内野指定席Aは一般当日3,500円(前売り3,300円)なのでそれが5枚となると17,500円と高額優待になる。ただ約300万円の資金が必要となりこちらも高額。ちなみに、1000株保有で「西武線・西武バス全線片道きっぷ10枚」も貰えるので、ドームまでの電車代はかからない。

実際に保有したことがないので細かな内容は不明。

埼玉西武ライオンズ:チケット購入情報

読売(東京ドーム)

東京ドームでは巨人主催試合の他に日本ハムや場合によってはソフトバンクなど地方球団も主催試合を行う場合もある。優待は巨人、日ハム。日本ハムはかつて東京ドームを本拠地としていたこともある。

野球株主証は4,000株以上保有。巨人戦のほうがやはり人気が高いので巨人戦の指定席は30,000株以上から。それでも人気が高くチケットが取りにくい巨人主催試合でのチケットを確保できるのはファンには価値があるということ。転売対策で身分証明書などが必要な点は使い勝手を悪くしている。

東京ドームの巨人戦立ち見席は1,000円。日本ハム主催の外野自由席一般大人当日券は1,800円。

東京ドーム:株主ご優待情報
 
1月末の権利で200万円で1,000円というのはあまりに率が悪い。かといって指定席の3万株は1,500万円以上必要。別世界です。ちなみに他にも東京ドームシティで使える色々な優待があるので、優待利回りは0.05%という極小な値ではない。

実際に保有したことがないので細かな内容は不明。

※追記2016/7/25:株式併合に伴い、制度変更。長期保有優遇などより長期に沢山の株式を保有した人が優遇される内容になっています(PDF)。

DeNA

ディー・エヌ・エーはモバゲーで一気に急成長し有名になった新興企業。
 
100株以上300株未満保有の株主様:当日チケット1枚
300株以上保有の株主様:当日チケット2枚 (1枚ずつ2試合でのご利用も可能です)
※内野指定席A,B,Cおよび外野指定席のいずれかでご入場できます。
※ご観戦になりたい日の1週間前から横浜スタジアムの入場券売り場にてチケットと交換することが可能です。

横浜スタジアムの内野指定席Aは一般大人4,600円。ここで使えれば利回り2%に達する。

なんと言っても20万円強で購入できるので購入しやすいのが長所。

実際に保有したことがないので細かな内容は不明。
※追記:2016年3月権利を取得しました。 →ブログ記事

横浜DeNAベイスターズ:料金・座席図

ヤクルト

ヤクルト本社は3月と9月両方に優待があって、3月優待は自社製品(ヤクルト以外にも化粧品などもやっている)。野球の優待は9月末で、翌シーズン分のチケット。

ヤクルト本社:株主優待

100株以上1,000株未満の株主の皆さま 年間2試合まで(開幕〜閉幕)。1試合につき外野自由席の入場券2枚まで引換え可。

1,000株以上の株主の皆さま 対戦するセ・リーグ5チームにつき2試合ずつ計10試合プラス交流戦2試合で計12試合まで。1試合につき外野自由席の入場券2枚まで引換え可。

2試合で1試合辺り2枚までという形。外野自由席は一般大人1,600円(ファンクラブ会員1,100円)なので100株では6,400円相当。以前取得したときには前半戦で1試合、後半戦で1試合という制限があったが今はないのかな?優待案内のページには書いていない。

都心の交通至便な球場なので使い勝手はいい。一度野球場で観戦したいというライトな野球ファンにもオススメ。

多分私が以前買った頃は20万円前後だったと思うんだけど今は70万円以上必要で気軽には買えない。3月の自社商品が意外とよかったりするからそちらと合わせ技で購入できればいいかもしれない。優良商品を多数持つ歴史の長い企業なので新興IT企業よりかは安心して買えるんじゃないだろうか。

東京ヤクルトスワローズ:座席・料金表

平成19年の株主優待証。
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■観戦割引がある


割引はいくら率がよくても好きじゃなきゃ使いにくい。でも実際に使う人が割引を受けられて何回でも使えるとなると、圧倒的にこちらのほうがメリットは大きい。

オリックス

オリックスはリース事業の他金融・投資などを行う会社。3月・9月権利で優待を実施して野球を始め多くの自社サービスが割引になる株主優待カードを発行している。
 
この3月からふるさとギフトの高額優待もはじまった。年2回の優待だが、どちらも翌年の7月末までの優待期間だったので、3月だけ権利取得するという形も可能。金融会社で自己資本比率が低いマイナス面があるが、20万円以下で株主になれる唯一の球団。

オリックスの主催試合は京セラドーム大阪、ほっともっとフィールド神戸の他に姫路や京都わかさスタジアムなどの地方開催があるが、割引があるのは京セラドームとほっともっと神戸のみ。巨人戦・阪神戦・広島戦の人気カードは適用外。

京セラドーム大阪での試合はB指定席、バリュー指定席が1,000円に、ほっともっとフィールド神戸もB指定席が1,000円になる。当該席が満席時には内野自由席が購入可能。

京セラB指定席一般当日3,200円(平日前売り2,800円)なので2,200円の割引。割引率もさることながら、1人1,000円という破格の安値で野球観戦ができるというのがメリット。大阪・神戸周辺という制約はあるが、とにかく安く野球が見たいという人にはオススメ。
※追記:制度変更により、2016年8月以降は上記料金では購入できなくなった。別の割引料金が適用される。

もちろん期限内なら何回でも可能。1度に4枚まで購入可能。

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オリックスバファローズ:チケット

楽天

楽天はオンラインストア楽天市場の運営を行うほか、証券・銀行など多数の事業を行う会社。

1試合につき8枚まで ※何度でもご購入いただけます。
バックネット裏席のほか、内野・外野指定席、自由席など、一般販売のチケット

割引額がいくらになるのかの情報を探したが見つからなかった。

12月権利で約20万円で購入可能。自己資本比率が低いのが気になるが、利益率が高く今もって成長を続けている。以前保有していたときには10万円前後をうろうろしていたが、その時には優待がなかったし球団も保有していなかったので詳細は不明。

東北地方在住なら買ってもいいのではないだろうか?というか誰か買って割引率とか教えてください。
※追記:2015年12月権利を取得し、割引価格を調べました

DeNA

DeNAは割引優待もある。

②横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムで主催するプロ野球公式戦の内野指定席を500円引きで購入できる割引証を贈呈いたします(2015年度対象公式戦終了まで何度でもご利用いただけます)。

観戦割引の場合割引率を高めるため、最も安い席で調べると内野指定席Cは3,100円なのでそれが2,600円で観戦可能。16%off。
※追記:インターネット生中継も視聴可能。

■総括


贔屓球団がある場合はもちろんその球団親会社を保有するのがいいだろうが、特別どこかの球団のファンという分けではない場合、もっともよいと言えるのはDeNA

割引ではなくチケットが貰えるので無料観戦が可能。必要資金が20万円台と比較的少額。優待利回りが約2%ありお得。さらにチケット購入時に割引がある。そして横浜市に球場があり首都圏の人には利用しやすい。

DeNAが球団保有するようになり球場がきれいになったり様々なファンサービスを行うなど観戦を楽しめるよう工夫がされている。今年は非常に好調でこの記事執筆時点でセリーグ首位。今から購入すると来年の観戦になるが、なかなか魅力的な銘柄かも知れない。

関西在住ならオリックス。1回1,000円で観戦可能で20万円以内の投資金額ですむ。

いずれにしても来シーズンに向けてということになる。

個人的にはDeNAと楽天を購入してみたいと思うし、資金があるならヤクルトも欲しいところ。他はちょっと資金的に別世界。 


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