株主総会に出席すると色々な株主さんと出会うことがある。質疑応答の時間などにどうも総会の目的と合致しない発言や理不尽な発言が見られることがある。

実際に出会った発言を書いていこうと思う。

株価の責任

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Q)自分は市場公開時に証券会社の人にいい会社だからと言われて購入して、それ以来ずっと持っているが、公開時に比べてずっと株価が下がっている。どう責任を取るつもりだ?



A)株価は市場が決める物で、会社として何かすることはない。だが現状の株価に満足しているわけではない。業績を高め利益を増やすことが第一の株価対策と考え今後も業績向上に努めていく。

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なお、この会社はこの年、3期連続での増収増益決算を出し過去最高益を上げていた。つまり会社の業績は非常にいいときだった。そしてそれに対応して数年位は株価が右肩上がりの状態だった。

確かに市場公開時の株価に比べると半分程度で公開時に購入した人は全員損していることにはなるが、それは会社の責任なのだろうか?

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第一義的に株式投資の責任は投資家本人にある。そうでなければ損したときにだけ責任を追及するのはおかしなことで、利益を上げたらその利益を会社に返納するというのだろうか?投資家本人がこの会社はその時の株価が妥当または割安で将来的に上昇する可能性がある、あるいは十分な配当などがあり保有するメリットがあると判断したから購入したのであって、その後下がったのちも売却していないのは、それでも損をしないという投資家本人の判断のもとなのだから一々他人に責任を問いかけるのは間違っている。

かつての西武鉄道などのように投資家を欺く虚偽の情報を出していたのでなければ株主で居続けて何もしていない本人に責任があるとしか言えない。

さらに言えば、いい会社だから買えばいいと勧めたのは証券会社という話なのでそれならば話を持っていくのは証券会社だ。もちろんその場合であっても「絶対あがる」など違法な発言をしていなければ、それに賛同して購入した投資家本人の自己責任。


総会では時々、株価に関する質問が出るが、これほど妙な発言は聞かない。普通は、会社の業績に比べ割安に放置されているから、IRが悪いとか自社株買いをしろとか分割しろとか色々オブラートに包んで株価を上げて欲しいと要求する。あるいは買った時より業績が悪化しているから株価が安くなった。"業績悪化の"責任を取れとか対策をしろとか別の言い方をするものだ。

さすがにこれだけ自分の投資銘柄選択あるいは投資判断の誤りを棚に上げて発言はこの時だけでビックリした。



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