1/14に2月末優待銘柄であるドトール日レスホールディングスが優待制度の変更を発表しました(PDF)。
2. 変更の内容(1) 現行の優待内容年 1 回 2 月末日100 株以上 500 株未満 2,500 円相当の商品500 株以上 4,500 円相当の商品(2) 変更後の優待内容年 1 回 2 月末日下記の基準で全国のドトールコーヒーショップにてご利用できますドトールバリューカードを贈呈いたします。100 株以上 300 株未満 1,000 ポイント(1,000 円)分のドトールバリューカード300 株以上 500 株未満 3,000 ポイント(3,000 円)分のドトールバリューカード500 株以上 5,000 ポイント(5,000 円)分のドトールバリューカード
株主総会では何度も要望の出ていた「お店」で使える優待。残念ながら日本レストランの系列レストランでは使えないが、ドトールコーヒーのほとんどの店舗で使えるリチャージ式プリペイドカードになりました。
金額的には100株、200株の人は減額。300株、400株は新設区分で増額。500株以上もプラスになる。買い増しの魅力を増した優待制度に変わりました。優待利回りは0.54%と下がってしまいました。
ドトールバリューカードって?
ではその株主優待で提供されることになったドトールバリューカードとはどんなものでしょうか?
株主優待のための特別な券ではないため、株主優待券が常に抱える問題点はありません。
・カードの有効期限はなし。
・1円単位で無駄なく使える。
・店舗で販売しているドリンク、フード、コーヒー豆など全商品を購入できる
使える店舗はまだ全店ではないにしても現在拡大中で、全国ほぼすべての株主が恩恵を受けます。
株主優待品としてよくもらっていたドリップカフェの詰め合わせも(店舗で取り扱いがあれば)購入することができます。ただし注意点もあります。
・カードの有効期限はありません。ただし、残高、ポイントには有効期限があり、最終ご利用日より3年(ポイントは1年)が経過すると失効します。・1,000円から1,000円単位で30,000円まで入金可能です。なお、クレジットチャージは1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円の金額の中から入金額をお選び下さい。・一回のお買いもので1枚のカードの利用となります。複数枚のドトール バリューカードをお持ちであっても各カードの残高を1枚に統合することは出来ません。・ガソリンスタンド併設店(一部店舗除く)では併用できません。ドトール バリューカードにチャージしてお支払いいただくか、全額を現金またはポイントにてお支払いください。・その他の店舗では、現金もしくは当社が指定する支払方法と併用することができます。
追加のメリットとして、商品購入時:100円毎に1ポイントが付与され10ポイント=10円で使用できる。
つまり毎年1枚づつもらっても2枚分使って支払うことができない。既にカードを持っている場合に、1枚にまとめることができないなど不便さがあります。チャージは1,000円単位になるので普段あまり店舗を使わない人はカード使い切るために色々とメニュー選択で悩むことになりそう。
あと関係ないけど、カードの表面デザインは株主の優越感をくすぐるようなプレミアムなデザインにしてくれないかなあ。
■使用例
単元株主100株保有で1,000円分のカードを入手した場合、どのような使い方ができるでしょうか?
ドトールコーヒー:メニュー
まず、1000円を使い切るだけを目的にした場合
カフェ・ラテ S ¥ 250 × 4 = 1,000円
これが一番計算が簡単です。
朝食として
ブレンドコーヒーS ¥ 220 + トースト¥ 190 = 410円
を3回食べると1,230円。3回目は現金230円使用。
カフェ・ラテ S ¥ 250 + チーズトースト¥ 250 = 500円
を2回でもよい。
3時のおやつには
ブレンドコーヒーS ¥ 220 + モンブラン¥ 380 = 600円
を2回で、200円の現金使用。
おやつなら
14時からの限定!焼いてとろけるチーズケーキセット(焼いてとろけるチーズケーキ+選べるドリンク(S))¥ 490
を2回が20円使い残すことになるがお得に思える。
夕食として
宇治抹茶豆乳ラテL ¥ 500 + ミラノサンド 牛肉の赤ワイン煮込み ¥ 490
で10円使い残し1回で使い切るのも豪快でよい。
さてさて8月に届いた時にまた悩むことになりそうだ。が、今年上手い使い方を確立したとしても消費税が値上げされた場合に価格改定があればまた考え直しになる。
なお、ドトールコーヒーではメジャーな交通系電子マネーが使用可能ですが、ドトールバリューカードとの併用は不可。
Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca(マナカ)、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
株価:1,845円(1/14)
単元株数:100株
必要資金:184,500円
配当予測:28円(1.52%)
PER:15.89倍
PBR:0.94倍
権利確定月:2月末日
売上高:2016年2月期予測/1,280億円(中間期予測/631億円)
営業利益:2016年2月期予測/107億円(中間期予測/52億円)
総資産:前期実績/1,165億円
株主優待の内容
100株以上 | 2,500円相当の商品 |
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500株以上 | 4,500円相当の商品 |