市場は既に開いていますが、せっかく年初なので現状どのような方針で投資しているのか考えをまとめてみようと思う。

■大方針


優待株・高配当株などインカムゲイン中心の投資をする

過去値上がり益追求していた時期もありましたが、株価が将来上がると思って買った株が大きく値上がりして利益を出せたことは少ないです。実際にそういうことがあったとしても打った後、さらに大きく上昇したり、あるいは売らずに保有していたら値下がりしたとかいうことを何度も経験しました。

ある期間に株価があがるかさがるかなんて私にはわかりません。業績好調と思って買っても、すでに織り込み済みとかでその後株価下落。将来性有望の成長株も、私がそう判断する時点では市場では既に十分値上がり済みで株価は下落。まだまだ成長するからあと数ヶ月あるいは数年は大丈夫と思っていても、市場評価は来年には成長が止まりそうだから早めに売りとか。それ専門に私の何万倍もの資金をかけ、何十倍も時間をかけている人に勝てるわけがない。



短期間で値上がり益で儲けられないのだから、長期に渡って配当などの利益を得られる方がいい。これはある程度予測ができる。そして長期に渡って継続的に配当や優待を出し続けられる会社は、利益成長をする可能性が高く、株価も上がる確率が高まる。

結果として値上がり益も得られればラッキーというスタンスでの投資をする。

長期投資はどの投資本でも良い投資スタンスとして推奨している。個人にとって時間を味方につけるのは重要なこと。ただ含み損を抱えた株を持ち続けるのは精神的にしんどい。半年に1回、あるいは1年に1回。素敵な贈り物を貰い、安定的に配当金をもらえれば多少の損失を抱えていたとしても気にせずつきあえる。

大勝ちを目指すより、大負けしない投資

若い企業、新しいビジネスモデル、まだ世間に十分認知されていないマザーズ市場などの成長企業。こういう企業は大成功し市場が広がれば一気に成長し株価も急上昇する可能性がある。株価2倍、いや10倍も夢ではない。

が、多くの企業でそういう企業を見つけるのは難しい。赤字が膨らみ倒産したり、株価が大幅にさがり回復しないかもしれない。また成長ステージの会社は配当を出さずに利益を事業の拡大に回すので、長期間なんの恩恵も受けられないかもしれない。

企業分析をするにしても他に例のない独創的なビジネスモデルを将来性があるかどうか個人に判断できるだろうか?経営者が立派な人物かどうか分かるだろうか?

赤字が継続しているのに、将来性があると判断して大金を投入できるだろうか?

飲食業・小売業など他と比較可能であれば判断基準はある。ある程度事業を継続している企業であれば、3年間とか5年間とかの売上・利益の成長を見てそれが今後継続すると期待できる。社会的に成功が認められればテレビ番組などで取り上げられたり、本が出たり評価できるだけの材料がある。

でも、そこからは既に企業がある程度成長していて株式時価総額も増えているので短期間での倍増などは難しいだろう。でもとんでもない不祥事でも無い限り株価半分とかはないだろう。

キチンと安定して利益を継続して出している企業の中から選ぶようにする。

あとは一つの銘柄にあまり集中して大金をかけない。当たれば大きいけど損するときに大金にならないように薄く広く投資する。

損切り

損切りについては特に数値基準での損切りルールは設けていない。優待投資家の中には損切りしないという人も多いようだが、私は損切りすることがある。むしろ利益確定しない派。

現在利益が出ている銘柄は将来も値上がりして利益が増える可能性が高いと考える.逆に現在含み損の銘柄は今後上昇する可能性は低いし上がっても利益は少ない可能性が高い。と考えている。

とは言え、いつ売るのが最適とかいう判断力があるわけではないので、もっと別に買いたい銘柄があるのに資金が不足して買えない時に売るのであればどれを売るかという形で売却銘柄を決めるときの基準が、含み損のある銘柄からとなるだけ。

逆に含み益があっても、優待に魅力がなくなれば売却することがある。これも資金との兼ね合い。将来的に株価が下がったときに、なんでこれ持っているんだろう?ってなると悲しくなるから。


■小方針


大方針をより具体的にした方針。なお数値基準については損切り基準ではないのであくまでも目安。多少数字基準に達していなくても他の基準が良好であれば購入することもある。資金範囲内での優先順位をつけるための基準のようなもの。

欲しい優待

いくら高価でも優待品として自分が使わないものだと貰っても嬉しくない。主に狙っているのは以下。
・金券(クオカードジェフグルメカードやギフトカード)
・飲料(コーヒー日本茶、清涼飲料やアルコール)
・食品(、カレーやスイーツなど)
・外食
・上記が貰えるカタログ等

これらについても人によって優待に求めるものは違う。
・株主限定品など他で手に入らないものを求めるもの
・日常購入しないような高級品をもらう
・日常生活で購入するものを代替品としてもらう

この3番目を株主優待に求めている人の場合少々都合が悪いことがある。
・日常生活では値引き販売品を購入するので、優待の金額が目減りして感じる
・日常生活では違うブランドのものを購入するので、好みと違ってしまう

幸い私は私は2番目と3番目の中間的なものを優待に求めている。日常購入するもので特に銘柄等にこだわりのないもの。むしろ店頭で選択する基準を持っていないのにどれか一つを選ばなければならない苦痛を和らげてくれる。また、店頭では値段を気にしてしまうが、もらい物であれば値段を気にする必要がない。



保有期間

ほとんどの銘柄は単元のみ保有。優待株は年2回以上優待があるもの、長期保有優遇があるもの、絶対額が高額で一度手放すと次回再購入するのが難しいかもしれないものや株価が大きく上昇する可能性があると考えている株はバイアンドホールド。つまり購入すると売却することなく永久保有。

株主優待が廃止されたり改悪されるなど、優待に魅力がなくなった場合。業績悪化で無配になったり優待廃止の危険性が高いと判断した場合。などであれば上記銘柄でも売却する。

それ以外の株は、次々資金回転させないと別の優待株が買えなくなるので必要に応じて売却している。それでもかなりの資金が固定されてしまっているので、毎回使える資金は最大でも数十万円程度。

権利月によって違う1ヶ月から2ヶ月程度前に購入する。

目標利回り

目安としている総合利回りは4%以上だが、数は少ない。優待の金額換算が難しい場合には、配当利回りは2.5%以上あればいいなと思っている。アベノミクス以後は株価が上昇してしまい利回りは下がってしまっている。なのでこの基準は適用が難しい。

ただし利回りが極端に高い場合には利益が悪化していて将来的に減配や優待改悪の危険性がないかよく検討する。

株価基準

私の感覚では1銘柄あたり20万円以下が買える範囲。10万円以下、5万円以下であればよくわからない場合でも購入することがある。

が、やはりアベノミクス以後株価上昇により新規に狙える株は減っている。過去に投資した経験がある場合などは多少高額になっても購入せざるを得ない。

割安基準

業種によって違いはあるが、概ねPER 15倍以下であれば割安と考えている。PBRについては見るけど気にしていない。

収益性基準

ROE 10%以上を優良企業として見ているが、食品スーパーなど業種によっては収益性基準を考慮しないことがある。

成長性基準

過去3年(できれば過去5年)の売上が増加している。できれば1株利益(EPS)も増加していることが望ましい。が、成熟企業や景気循環株については減少傾向でなければ考慮しないこともある。

健全性基準

自己資本比率50%以上。不動産や金融業など自己資本比率を考慮しなこともある。

除外

過去に失敗した経験から以下のような銘柄は投資対象外とする。

・無配
・名証単独上場
・人材派遣業、消費者金融
・(要注意)不動産
・連続赤字

なお、上記はあくまでも今後新規に投資する場合の基準で過去から継続保有していたり、何度も購入しているよく知った銘柄の場合には上記基準に合わなくても購入します。

また例外的に基準にまったく適合もしない場合でも優待内容によっては購入することがある。長々書いたけど、なんだかこれと言って明確な基準になっていないことが判明しただけの記事となってしまった。それが大成功していない原因なんだろうなあ。



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