日本茶を年1回4月末日権利で提供していたイハラケミカル工業[4989]が、本年4月末日予定の権利日を2月末日に繰り上げることを発表した(PDF)。

変更前の内容(ヤフーファイナンスより)

株主優待の内容
100株以上 3年未満:2,000円相当の静岡銘産品(静岡産新茶)
3年以上:上記に加え、お米券5Kg分
※国内居住個人株主様対象
(2016年10月期実績)


イハラケミカル工業はクミアイ化学工業[4996]と合併することを既に発表(PDF)しており、平成29年4月26日を持って上場廃止となります。合併後イハラケミカル工業の株主は、5月1日付けでクミアイ化学工業の株式をイハラケミカル工業の株1株に対して1.57株の割合で受け取ることができ以後はクミアイ化学工業の株主として市場で株式の売買は可能。



クミアイ化学工業は株主優待制度を採用していないため、おそらくお茶の株主優待はなくなるだろうと予測していました。最後の1回がどうなるかというところだったのですが、最後の優待を受け取ると自動的にイハラケミカル工業の株を売買することができなくなります。もちろん100株株主は157株のクミアイ化学工業株を受け取ったあとでその株を売買できます。が単元未満の57株はミニ株制度を採用している証券会社でなければ売却に手間がかかることになり、株主に不便がかかります。その最後の優待を前倒しで2月末日に実施して市場売却をスムーズに行えるようにする配慮ではないかと思います。

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これまで当社に対する株主様 のご愛顧に感謝し、当社の上場期間内に基準日を変更し、優待を実施いたします。
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変更後の基準日:
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平成 29 年 2 月 28 日現在の株主名簿 に記載または記録された当社株式 1 単元 以上を保有する国内居住個人株主様
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私は「日本茶買わない生活」のために保有しており優待制度が廃止されない限り永久保有と決めて購入した。が、合併契約が締結さ発表されたあと株主優待制度は廃止されるだろうという想定の下、売却済み。なんとようやく購入したのに1回だけの取得で損切り撤退。

なのでとりあえず今年の2月末だけでも買い戻さなければならない。

が、既にほぼ2月権利分は予算配分が決まっていて何かを諦めるか、長期ホールド株のどれかを一時売却するか。困ったものだ。


株価:1,061円(1/24)
単元株数:100株
必要資金:106,100円
配当予測:6円(0.57%)※SBI証券
PER:23.9倍※SBI証券
PBR:1.03倍
権利確定月:4月末日→2月末日

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