すかいらーく[3197]の株式を85,877,100株、発行済み株式総数の44.07%を保有する筆頭株主ベイン・キャピタル・スカラーク・ホンコンが保有する株式の一部を売却することを発表しました。

当社親会社による当社普通株式の一部売却に関するお知らせ(PDF)

当社普通株式の海外での一部売却における売却価格等の決定に関するお知らせ(PDF)

売却する株式数は21,433,400株、売却価格は1株あたり1,635円。売却先は海外投資家で引受会社2社を仲介会社としています。受渡日は3月31日。



この結果、ベイン・キャピタルの保有株は64,443,700株は約33.07%となる。ぎりぎり3分の1を割ることになる。なお、これ1,635円で市場に売却すると言っているのではなく、1,635円で野村とメリルリンチ、モルガンスタンレーに売却し、それを各証券会社が海外の適格機関投資家に対し幾ばくかの利益を乗せて売却するというもの。そのため証券会社は引受手数料は受け取らない。一体何社に売却するのかは不明であるが、多くは長期の投資をすると期待できる機関投資家と思われるのでただちに市場に環流して浮動株が増加するわけではない。機関投資家が短期の売却益目当てだとしても取得価格より安く売却するとは思えない。ベイン・キャピタル自身が市場で売却するのであれば、取得時の価格よりプラスであれば利益が出るので一体いくらになるか心配になるところだが、今回の買い手は値上がり益を期待して買うのであるから現行の株価で市場に出てくるとは考えいくい。

ベイン・キャピタルにはロックアップ条件が設定されており、5月29日までは市場で株式を売却しないことになっている。

2月に株主優待拡充の発表があったとき、株価があんまりあがらなくて親会社が大量に市場に放出しているからだという憶測があった。が実際にはその時点では市場放流してなくて、機関投資家への売却を考えていただけという。濡れ衣だったということだ。その後株価は順調に上昇してきた。

2月10日優待拡充発表時点の株価は1,540円で、3月28日の売却発表で前日比-73円(-4.25%)の急落があったが、優待拡充前の株価に比べて106円高い1,646円。証券会社の取り分がいくらかは不明だが、この株価より下で買い受けた投資家が売却するとは考えづらい。

依然として配当利回り2.43%、優待利回り3.65%の高利回りであり割安に買えるチャンスができたと考えることができたと見なすのがよいのではないかと思う。私は既に500株保有していて年間33,000円も消化できるかどうかすらわからない状態なので買い増す予定はなし。2,000円になったら売ろうと思っていたのに、また売却が先に伸びてしまった。

それにしても、決算期の関係があるだろうけど、すかいらーくの株主総会が3月30日に迫っているのに、なにもその直前に発表して株価急落させることないのに。筋違いの怒りの発言あるんだろうなあ。

なお、適格機関投資家とはどういう人達かというと;
 

適格機関投資家とは、自己の資金又は他の適格機関投資家から一任された資金を集め、総額1億ドル(証券ディーラーの場合は1千万ドル)以上、非関連会社の証券(アメリカ政府が発行する、又は、保証する証券を含む)に投資し、裁量で運用している機関(投資会社、年金基金、保険会社等)をいいます。




なお、適格機関購入者とは、例えば以下のような者を言います。

 1)1億ドル以上の証券を保有する保険会社、投資会社、投資顧問会社、パートナーシップ、エリサ法上の従業員福利給付制度

 2)1,000万ドル以上の証券を保有する証券会社(ディーラー)

 3)1億ドル以上の証券を保有する投資会社

 4)1億ドル以上の証券を保有する銀行で、純資産が2,500万ドル以上のもの



※追記2017/6/16:すかいらーくの大株主であるベインキャピタルがまた株式の一部売却を決定した。

売り出し方法は前回と同じ。売り出し価格は1株につき1,635円で、売り出し株数は2,550万株。15日終値に対するディスクカウント率は5.18%。

当社のその他の関係会社による当社普通株式の一部売却に関するお知らせ(PDF)

当社普通株式の海外での一部売却における売却価格等の決定に関するお知らせ(PDF)


これらの株は適格機関投資家に割り当てられ、直ちに市場に出てくるわけではないが、ベインキャピタルは今後も一定の株価水準で自社の利益が確保できるとみた場合に順次売却を続けて行きそうに思える。ということは株価2,000円になったら売るという計画は到底実現できそうにない。1,700円〜1,800円くらいのどこかに天井がありそうなのでその当たりを見極めて売却を考えた方がよさそうだ。

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株価:1,646円(3/28)
単元株数:100株
必要資金:164,600円
配当予測:40円(2.43%)
PER:16.70倍
PBR:2.81倍
権利確定月:6月末日・12月末日
発行済み株式総数:194,849,000株

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株主優待の内容
優待食事券
100株以上 6月末: 3,000円 12月末: 3,000円
300株以上 6月末: 9,000円 12月末:11,000円
500株以上 6月末:15,000円 12月末:18,000円
1,000株以上 6月末:33,000円 12月末:36,000円
※すかいらーくレストランツ、ニラックス、トマトアンドアソシエイツの店舗(一部店舗除く)。1枚当たり税込価格から500円割引。