標記報告会に出席した。

日時:2017年6月12日(月)午前10:30〜11:30
場所:OBP円形劇場(大阪市中央区)
資料:PDF

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あ、円形劇場の外観写真撮るの忘れてた。

お土産は受付時
・サントリー奥大山の天然水
・ホテルニューオータニのリーフパイ(7枚)
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MCUBS MidCity投資法人[3227]はMIDリート投資法人とい名称で2006年に東証に上場したJ-REITのひとつで、2015年からメインスポンサーが三菱商事・ユービーエス・リアルティに変更になった。以前は主に大阪ビジネスパークを中心に大阪圏を投資対象としてきた。スポンサー変更後は東京・名古屋・大阪の3大都市圏を中心としたオフィスビルに投資対象を変更している。

事業報告は20分程度と短めで、しかもメインスポンサー変更後の大きな動きだけの簡潔な内容。以後の40分を質疑応答にあてる対話重視の報告会と立派な試み。

7名から質問があったが、うち1名は単に自分の投資歴と感想を述べただけ、また1名は投資主総会と勘違いして資料が不十分だと激高。毎期届く事業報告書を見ればわかることを今回説明されてないのは法令違反だとか意味不明。


Q: 投資主の構成は?
A: 金融業者 56.8%(うち信託銀行 47.4%)、国内法人7.1%、個人 18.8%、外国人 16.9%
外国人の比率はスポンサー変更直後の12.2%から上昇している。

Q: 投資口価格は?
A: 分配金利回り 4.5%であり、他の上位リートに比べて割安な状態にある。

Q: 外国人の賃貸人は?
A: 10%未満。

Q: 格付け?
A: より上位の格付けを得るには資産規模の拡大が必要と考えている。

Q: IMPビルのアサヒビール退去後?
A: 9〜10月の退去なので、まだリーシング活動中。何件か内覧の希望はある。

Q: 松下電工跡地ビル?
A: 関電不動産の案件なので、売却時には当法人も検討先になるはずだが未定。

Q: ツイン21の10フロア空きだったが?
A: 満室となた。賃料は上昇傾向にある。

Q: 外部成長と不動産価格高騰のバランス
A: MCUBSは日本リテールファンド、産業ファンドなどを運営している。多数の不動産売買を手がけており、スポンサー変更後も1,000件以上の物件を検討したなかで10件の購入を行うなど厳選している。非常に幅広い市場からいい物件だけを厳選して投資主の利益になる物件を購入していく。


Q: 当法人の差別化
A: 日本リテールファンド=商業、産業ファンド=物流、データセンター等。当社はオフィスのみ。前スポンサー時代の商業施設はあるが、新規取得はしない。

Q: 東京オリンピック後のオフィス需給の悪化問題
A: 大型オフィスの供給過剰が心配されるが、当法人の対象とする中小型物件ではそれほど悪化懸念はない。

Q: 関西以外の個人投資主を増やす工夫を。
 報告書が貧相。名称がわかりにくなど。
A: 貴重なご意見として。

ちなみに東京での様子


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