日本フイルコンが優待制度の変更を発表しました(PDF)。


変更は次々回2020年11月末日権利日から適用。次回すなわち今年の2019年11月末日は変更前の優待制度。

主な変更は:
①長期保有優遇制度から長期保有条件付きに変更。1年以上継続保有でなければ株主優待の品を受け取れなくなる。
②長期保有条件の変更。1年以上(半年毎3回)同一株主番号であったが、それに加えて各回100株以上保有していることが必要となった。
③200株以上の区分を追加。



□変更前


保有株式数1年未満1年以上
100株以上1,000株未満QUOカード500円相当ワイン1本
1,000株以上QUOカード1,000円相当ワイン1本(限定品)

1年未満の場合にはQUOカード。保有株数で金額が変わる。1年以上継続保有するとワインになり、100株以上は市販のワインで、1,000株以上になると限定品になるらしい。

1年以上かどうかは株主番号でのみ判定。

□変更後


保有株式数1年未満1年以上
100株以上200株未満なしQUOカード500円相当
200株以上1,000株未満なしワイン1本
1,000株以上なしワイン1本(限定品)


1年未満の場合には株主優待品の贈呈はなくなる。また、ワインを貰うには200株以上に買い増しする必要がある。100株以上を1年以上継続保有しなければならず、端株を使った長期保有条件のクリア方法は使えない。

2019年11月末日権利ではじめて100株所有すると、QUOカード500円を贈呈。翌年11月末日権利日まで継続して持ち越すと翌年からもQUOカード500円を貰うことができる。

□対応


現在100株保有でワイン目当てで長期保有している。約5万円なので長期に資金が固定されてもいいかなと。今後も継続保有を続けるつもりだが、次回からQUOカード500円狙いでいくか200株に買い増してワインを継続するかを決める必要がある。200株で約10万円、100株からなら5万円の追加でよいので追加購入というのもありだが。

500円のクオカードでは優待利回りは、1.00%。11月は優待権利の少ない月なのでできれば売却はしたくないのだけど、他の銘柄との兼ね合いで考えたい。ワインは市販価格2,000円程度の商品なので現行だと1年以上保有であれば3.98%の優待利回りと考えることができるので維持なのだが、改訂後は10万円必要なので1.99%に下がる。

一番の心配はこの発表と同時に今期業績の下方修正を発表(PDF)していて、3期連続の減収減益と業績に不安があり、あまり多くの資金を投入するのは株価下落リスクがあり要検討。買い増すかどうかの決断は1年後までしなくていいのでその間に業績が立て直してくれればいいのだけど。

短期的にはマイナスのインパクトになると思うので、株価は下落するだろう。下落したタイミングで買い増しというのもあるだろうか。

株主優待ランキング

ヤフーファイナンス[5942]
株価:502円(10/1)
必要株数:100株
必要資金:50,200円
配当予測:12円(2.39%)
PER:21.76倍
PBR:0.52倍
権利確定月:11月末日

5942