10月の銘柄数が少なかったので11月分の購入検討を始めている。なかでも金券を株主優待でもらえる銘柄は、優待品を欲しいかどうかの魅力ではなく単純に金券の額面だけで利回り比較をすることになる。

特定の企業グループだけではなく汎用的に使え、有効期限のない金券を株主優待品として贈呈している銘柄をリストアップする。QUOカード、図書カード、ジェフグルメカード、ギフトカードなど。QUOカードはコンビニ、マツキヨ、丸善・ジュンク堂で主に使っていた。消費税増税で2%還元がはじまりQUOカードでの支払いは対象にならないので、来年6月まではコンビニでは食品を買う時だけQUOカードを使い、それ以外の場合には電子マネー等を使うことになるのでまたQUOカードの在庫が増えていきそうだ。マツキヨ、ジュンク堂はキャッシュレス還元の対象事業者ではないようなのでQUOカードを使うと思う。


11月権利の株主優待銘柄は全部で40件
うち、「買い物券・プリペイドカード」は17件

今回初めて購入した人が金券をもらうことができる銘柄のみを抽出。必要資金が50万円以上のものは除外。13銘柄をリストアップした。



□総括


10万円以下で買える銘柄は5件。[1430]ファーストコーポレーションが配当利回りが高く、総合利回りも高い。[3201]ニッケ、[5942]日本フイルコンが総合利回り3.4%程度ある。ただ日本フイルコンはPERが高めだし、優待制度改革で2020年から長期保有条件付きになってしまう。

20万円以下で買える銘柄は8件。[3089]テクノアルファ、[2153]E・Jホールディングス、[1419]タマホームは配当が高い。このカテゴリーの銘柄はいずれも優待利回りは低いので。配当利回りの高い銘柄が総合利回りも高くなる。


※追記10/7:[8923]トーセイが11月末日権利の株主優待制度の導入を発表した(PDF)。10/7終値の株価は1,342円。必要株数は100株で、約13万円の資金が必要。贈呈されるのは年1回で1,000円のQUOカード。優待利回りは、0.75%、予測配当金は年37円で配当利回りは2.76%。PER 8.39倍、PBR 1.16倍とやや割安感がある。不動産開発と流動化事業。業績右肩上がり、株価右肩上がり、配当金も増配傾向。珍しいのはシンガポール証券市場にも上場しており、そこで購入して保有している海外の投資家にも株主優待を贈呈するという点。

□個別銘柄


[3201]ニッケ/11月末日・5月末日/QUOカード500円
[5942]日本フイルコン/11月末日/QUOカード500円
1年以上保有でワイン。2020年からは1年未満の保有では株主優待の贈呈はなくなる。
[1430]ファーストコーポレーション/11月末日/QUOカード1,000円
[4843]キャリアバンク/11月末日/図書カード1,000円 ※長期保有優遇あり
[9872]北恵/11月20日/QUOカード500円
[3454]ファーストブラザーズ/11月末日/QUOカード1,000円 ※長期保有優遇あり
[3089]テクノアルファ/11月末日/QUOカード1,000円
[2153]E・Jホールディングス/11月末日/QUOカード500円
[1419]タマホーム/11月末日・5月末日/QUOカード500円 ※長期保有優遇あり
[4465]ニイタカ/11月末日・5月末日/ジェフグルメカード500円
[2975]スター・マイカ・ホールディングス/11月末日/QUOカード1,000円
[9369]キユーソー流通システム/11月末日/ジェフグルメカード1,000円