桐谷広人さんまで行かなくても、現金を支出せず株主優待だけである程度生活できればいいなあという考えを持つ人は増えているのではないかと思う。その中で私はある程度アイテムを絞ってそれだけは買わないで生活できるだけの量を株主優待で貰えるように銘柄選択をしてきた。

選んできたアイテムは以下のような感じ。
・映画
・コーヒー
・日本茶
・シャンプー・リンス
・ボディーソープ
・トイレットペーパー・ティシューペーパー
・歯みがき粉
・食器用洗剤
・靴下、肌着等
・外食(ランチ)
そして、その中でも主食。生活の中心はお米だろう。

お米は日本人の主食であると同時に株主優待品としては初期の頃から好んで贈呈されてきた。消費者向け商品・サービスを扱っている企業は、株主優待品として自社商品・サービスを贈ればいいのだけど、BtoBや不動産・建築・機械など高額品など自社製品を提供するのに適さない企業の場合には誰が貰っても喜ばれるような品物としてお米が好んで選ばれてきた。汎用的贈答品としてはお米の他、最近ではQUOカードやカタログギフトが増えさらに株主優待専門のサイト「プレミアム優待倶楽部」も好んで選択されるようになってきた。






そんなお米を株主優待だけで賄うにはどのような銘柄を購入していくら必要なのか?ということを調べる試みを何回かしてきた。


前回からかなり時間が経過したので最新の情報を調べてみた。

なお、お米の1年分必要量として以下の数字を使っている。各数字の根拠は過去記事を参照のこと。

日本人一人当たり1年間に消費する米の量:約55kg
上記数字の内家庭内消費に限った場合:約40kg
私の消費量1ヶ月約2.5kgから1年間の量:約30kg

なお最新の数字を確認してみると

米穀機構 米ネット > 統計情報・調査・レポート > 需給情報データベース > 1.米の消費関連情報

「米の1人1ヵ月当たり消費量の推移(令和元年6月) 」で見ると、日本人一人当たり1ヶ月に消費する米の量は精米 4,615 gなので 55.4g。1人1ヶ月の家庭内消費量は精米 3,124 gなので年間では37.5kg。概ね上記と変わっていない。

ちなみに、1合は150gでこれを炊いた場合に330gとなりお茶碗2杯分になるとされている。なので毎日1合を家庭で食べる場合には、

  150g × 365日 = 54,750g = 54.75kg

となる。

なお、うちは2人家族だとか4人家族だという場合にはここで調べた銘柄を各2名義、4名義買えばいいだけなので常に1人分で考えればいい。

さて調べ方。まず前回のリストで変更や廃止がなかったかを確認。続いて、いつもお世話になっているヤフーファイナンスの株主優待コーナー内、「企業名や優待内容から探す」という欄に「米」「コシヒカリ」「こしひかり」「ひとめぼれ」「あきたこまち」と入力して出てきたデータの中からお米現物を優待品としている銘柄のみを抽出した。漏れている優待株もあるかもしれない。

カタログギフトやグルメカタログなどで商品を選択できる優待の場合には、優待内容説明の中に「お米」が含まれているという記述がなければこの調査には含まれない。これも漏れることになる。リストアップしている会社の場合には、ほとんどの選択式の物は会社独自の商品を数種類リストアップして選択させる方式になりる。プレミアム優待倶楽部もお米が選択可能なはずなのだが、優待内容説明に明示してなければ記述していない。プレミアム優待倶楽部については別途まとめる予定。

またお米券も除いている。実は株主優待でお米をもらうことのうれしさのひとつは直接自宅まで持ってきてくれることにある。スーパーなどで買って重い荷物を持ち運ぶ必要がないというのは大きなメリットだ。そういう意味もあって私はお米券にあまり関心がない。これは毎月やっているQUOカードのまとめのなかでもおこめ券を取り上げていないのも同じ。

結果78銘柄となった(PDF)。最初にリストを作ったときには71銘柄、前回は80銘柄だった。

2019年10月25日終値をもとに、米kg株価(PRR/Price Rice Ratio)の小さい順に並べている。お米現物1kgをもらうのに必要な株価です。PRR 5万円以下を赤字にした。

必要単価が10万円以下であれば赤背景、20万円以下で青背景。kg株価が低くても必要資金が多いと買いにくいというのと1銘柄に資金を集中しすぎると株価下落時に恐いというのもある。そのあたりの基準が私の場合にはこの辺り。

なお必要単価は単元ではなくお米の優待が貰える株数にしている。単元より大きかったり、単元の優待では他の商品でお米が貰えるのは多くの株数を持っている場合などがある。また、株数が増えると貰えるおこめが増える場合もあるが、その場合にはおこめの貰える最低株数のみを示している。

会社発表では何円相当というだけでkg数がわからない場合には1,000円あたり1kgとした。ただし、株主優待ブログなででの実際の取得経験記事が見つかった物はその記事で書かれている数字を採用。

長期優遇で量が増える場合にも1度目で貰えるものを使ってる。長期保有条件があり、いきなり権利日前に購入したのでは貰えないものは除いた。6ヶ月城継続保有、1年以上継続保有など。

配当とお米と両方取りたい場合も考慮して、配当利回り2.5%以上は赤字にした。

また3月銘柄が多いのもあり、3末に資金が集中的に必要になると資金量の少ない個人株主には負担が大きいし、お米が届く時期が集中するとせっかくの新米が美味しくなくなることも考慮して3月以外の銘柄の背景を色づけした。

その結果、10万円以下が9銘柄、10万円超20万円以下の銘柄は17銘柄だった。また、kg 株価が5万円以下の24銘柄が割安。kg株価5万円以下かつ20万円以下の銘柄は、18銘柄である。

お米


1年間の必要量が30kgの場合

・kg株価の安い銘柄から順に購入して
[3077]ホリイフードサービス
[2485]ティア
[3178]チムニー
[9267]Genky DrugStores
[3222]ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス
5銘柄で33kgになり必要資金は692,000円

・20万円超の銘柄を除くと
[3077]ホリイフードサービス(3月)
[2485]ティア(9月)
[3222]ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(2月・8月)
[9979]大庄(2月・8月)
[6082]ライドオン・エクスプレス(3月)
[7218]田中精密工業(3月)
[2749]JPホールディングス(9月)
7銘柄で、30kgになり必要資金は740,700円。これが自分用の銘柄選択なので権利月も調べた。がやっぱり3月3銘柄・9月2銘柄、2月&8月2銘柄とやや偏ってしまった。



1年間の必要量が55kgの場合

・kg株価の安い銘柄から順に購入して
[3077]ホリイフードサービス
[2485]ティア
[3178]チムニー
[9267]Genky DrugStores
[3222]ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス
[9979]大庄
[8198]マックスバリュ東海
[6082]ライドオン・エクスプレス
[7218]田中精密工業
9銘柄で55kgになり必要資金は1,282,900円

・20万円超の銘柄を除くと
[3077]ホリイフードサービス
[2485]ティア
[3222]ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス
[9979]大庄
[6082]ライドオン・エクスプレス
[7218]田中精密工業
[2749]JPホールディングス
[3096]オーシャンシステム
[2708]久世
[5185]フコク
[2655]マックスバリュ東北
[7925]前澤化成工業
[3344]ワンダーコーポレーション
[2402]アマナ
[2675]ダイナック
15銘柄で55.5kgになり必要資金は1,658,600円

およそ170万円程度の資金があればお米買わない生活が実現可能なようだ。

なお、画像ではわかりにくのでPDFファイルも添付した。

その他の注意事項:
・2019年10月25日時点のデータです。その後に廃止・変更があるかもしれません。
・間違いがあるかもしれません。 購入前には必ずご自身で情報をご確認ください。
・お米以外にも別の優待をもらえる場合がありますが、それは考慮していません。
・別の権利日に優待があるものもありますが、その権利日にお米が含まれなければ権利日自体も書いていません。
・末日権利ではないものもあります。2月20日など。
・木徳神糧は米穀製品となっていて、お米ではない可能性もあります。過去の実績で精米が5kgあり、他にお餅や赤飯などがあったのでお米としては実質10kg以上あるかもしれません。また精米が含まれない年もあるかもしれません。
・会社の業績等は一切考慮に入れていません。自己責任で銘柄調査されるようお願いします。

※追記2019/10/30:[2127]日本M&Aセンターが優待制度変更。1年以上の長期保有条件をつける変更を発表(PDF)。

※追記2019/10/30:kg株価が最小であった[3077]ホリイフードサービスが株主優待制度の変更を発表(PDF)した。お米買わない生活の上記プランは変更が必要になった。

※追記2019/11/8:kg株価が第二位の[2485]ティアが株主優待制度の廃止を発表した(PDF)。はやりお得すぎる優待は廃止の危険が高い。