2019年の株式市場を数字で振り返る企画。
株主優待侍「数字で振り返る2018年株式市場」
2019年を総括するニュース記事を見てみる。
■今年の相場ポイント1.日経平均は2年ぶりに上昇、一時バブル崩壊後の高値に接近2.史上最長の好景気による米株高が上昇相場を後押し3.米中対立激化で上値を抑えられ調整する場面も4.年後半の円安進行や半導体需要回復期待が追い風5.米中貿易協議の部分合意で日経平均は一時2万4000円台乗せ今年は日経平均株価が昨年末比3641円(18.2%)高の2万3656円と2年ぶりに大幅上昇して取引を終えた。12月17日にはザラバベースで2万4091円まで買われ、一時昨年10月に付けたバブル崩壊後の高値に接近する場面があった。年間を通して史上最長の好景気が続く米国の株高が上昇相場を後押した格好だ。
2018年は厳しい1年だったが、2019年は一転上昇相場。とは言え、一貫してよかったはけではなく米中対立で苦しみながらの1年。2万4千円台回復は上出来。
みんなの株式 - 【19/12/30】今年の資産増加状況の確認と来年の主役探し
【2019年・前引】・日経平均 始値 19655.13 終値 23714.68 騰落率+20.65%・TOPIX 始値 1468.42 終値 1724.79 騰落率+17.45%・マザーズ 始値 797.84 終値 896.28 騰落率+12.33%・JASDAQ 始値 134.86 終値 174.01 騰落率+29.03%・東証2部 始値 6144.00 終値 7265.81 騰落率+18.25%・REIT 始値 1758.69 終値 2141.80 騰落率+21.78%
■日経平均株価(ヤフーファイナンス)
2018年終値20,014.77円
2019年始値19,655.13円
2019年終値23,656.62円
年初来高値:24,091.12(2019年12月17日)
年初来安値:19,241.37(2019年1月4日)
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
2019年12月 | 23,388.63 | 24,091.12 | 23,044.78 | 23,656.62 |
2019年11月 | 22,730.49 | 23,608.06 | 22,705.6 | 23,293.91 |
2019年10月 | 21,831.44 | 23,008.43 | 21,276.01 | 22,927.04 |
2019年9月 | 20,625.75 | 22,255.56 | 20,554.16 | 21,755.84 |
2019年8月 | 21,361.58 | 21,556.69 | 20,110.76 | 20,704.37 |
2019年7月 | 21,566.27 | 21,823.07 | 20,993.44 | 21,521.53 |
2019年6月 | 20,327.87 | 21,497.82 | 20,289.64 | 21,275.92 |
2019年5月 | 22,184.4 | 22,190.49 | 20,581.58 | 20,601.19 |
2019年4月 | 21,500.89 | 22,362.92 | 21,471.12 | 22,258.73 |
2019年3月 | 21,490.02 | 21,860.39 | 20,911.57 | 21,205.81 |
2019年2月 | 20,797.03 | 21,610.88 | 20,315.31 | 21,385.16 |
2019年1月 | 19,655.13 | 20,892.68 | 19,241.37 | 20,773.49 |
2018年12月 | 22,629.39 | 22,698.79 | 18,948.58 | 20,014.77 |
年初から、相場環境は悪い気がしていたのだが、ほぼ2万円〜2万2千円台で昨年より高い水準のBOX相場だった。米中関税戦争で頭を抑えられた形で伸び悩んだがその後は2万円を割ることなく経過。9月からは円安進行などで急上昇をはじめ、12月には一時2万4千円台を回復することもあった。年末にかけて少し下がるところはあった、1年を通じては悪くない相場環境だった。
■TOPIX東証株価指数(ヤフーファイナンス)
2018年終値1,494.09ポイント
2019年始値1,468.42ポイント
2019年終値1,721.36ポイント
年初来高値:1,747.20(2019年12月17日)
年初来安値:1,446.48(2019年1月4日)
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
2019年12月 | 1,705.99 | 1,747.2 | 1,691.15 | 1,721.36 |
2019年11月 | 1,653.8 | 1,719.57 | 1,653.72 | 1,699.36 |
2019年10月 | 1,595.35 | 1,669.91 | 1,560.83 | 1,667.01 |
2019年9月 | 1,506.12 | 1,635.88 | 1,501.11 | 1,587.8 |
2019年8月 | 1,556.12 | 1,568.41 | 1,462.41 | 1,511.86 |
2019年7月 | 1,573.09 | 1,593.5 | 1,531.31 | 1,565.14 |
2019年6月 | 1,491.54 | 1,563.45 | 1,490.28 | 1,551.14 |
2019年5月 | 1,616.84 | 1,617.26 | 1,508.85 | 1,512.28 |
2019年4月 | 1,612.13 | 1,633.96 | 1,600.49 | 1,617.93 |
2019年3月 | 1,612.47 | 1,629.88 | 1,570.39 | 1,591.64 |
2019年2月 | 1,565.63 | 1,624.42 | 1,536.65 | 1,607.66 |
2019年1月 | 1,468.42 | 1,574.86 | 1,446.48 | 1,567.49 |
2018年12月 | 1,687.77 | 1,696.14 | 1,408.89 | 1,494.09 |
TOPIXの傾向もほぼ同じ。8月の下落がやや大きいことをのぞき1,500ポイントから1,600ポイントの範囲内の動き。1月に上昇したのは日経平均同様だが、その後は下落傾向。急落や上昇のタイミングは同じだが、TOPIXでは10月の上昇がそれほど大きくなく年初来高値は1月23日。年間の下落率も日経平均より5%ポイントも下回った。一部の主力株のみが上昇して全体的には下落傾向にあったということなのかもしれない。NT倍率は12.53倍から13.39倍に拡大した。
TOPIX 5年
■J-REIT(SBI証券)
東証リート指数は、東京証券取引所に上場している不動産投資信託(=REIT)全銘柄を対象にした指数。時価総額で加重平均されるように設計されているらしい。
(不動産証券化協会)
2018年終値:1,774.06ポイント
2019年終値:2145.49ポイント
年間の騰落率は+20.94%。年間通じて一貫して上昇。が、11月頭にピークを付けて下落した。高配当株の主力として比率を高めていたので、ちょっと痛い。ここ10年でも最も高値の水準だし、銘柄数も増え続けており、これ以上指数が上がるようなことはないと思うが、来年下がるようなことがなければ助かる。
■円/ドル(ヤフーファイナンス)
2018年終値109.56円/ドル
2019年終値108.51円/ドル(12/31 22:29時点)
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
2019年12月 | 109.520000 | 109.720000 | 108.410000 | 108.860000 |
2019年11月 | 108.050000 | 109.660000 | 107.870000 | 109.510000 |
2019年10月 | 108.060000 | 109.280000 | 106.470000 | 108.020000 |
2019年9月 | 106.240000 | 108.470000 | 105.720000 | 108.080000 |
2019年8月 | 108.780000 | 109.310000 | 104.440000 | 106.290000 |
2019年7月 | 108.090000 | 108.990000 | 107.200000 | 108.740000 |
2019年6月 | 108.360000 | 108.790000 | 106.770000 | 107.880000 |
2019年5月 | 111.430000 | 111.680000 | 108.260000 | 108.260000 |
2019年4月 | 110.790000 | 112.390000 | 110.790000 | 111.410000 |
2019年3月 | 111.380000 | 112.120000 | 109.700000 | 110.840000 |
2019年2月 | 108.870000 | 111.490000 | 108.710000 | 111.370000 |
2019年1月 | 109.560000 | 109.990000 | 104.960000 | 108.870000 |
2018年12月 | 113.460000 | 113.850000 | 109.530000 | 109.560000 |
年初は円安傾向。4月に112円台まで下落。その後は円高に転換し8月に104円台になることがあった。その後、円安傾向に。円高時に株価はそれほど下がらず、円安で上昇することとなった。
■日本国債10年利回り(三井住友銀行)
2018年 12月 30日 引値:-0.025 %
依然として超低金利が続く。国債利回りは年間を通じてマイナス金利。大手都市銀行の普通預金金利は0.001%に張り付いたまま。スーパー定期10年物でも年0.010%という異常な状態はいつまで続くのだろうか。
過去1年
過去5年
■NYダウ(ヤフーファイナンス)
2016年12月29日 19,762.60ドル
2017年12月28日 24,837.51ドル
2018年12月29日 23,062.40ドル
2019年12月30日 28,462.14ドル
NYダウは年間を通じて右肩上がり。最高値更新。
10年チャートで見ると、2018年のみ停滞したが他の年は一貫して右肩上がり。いつまでも続かないと警戒はするが、まだまだ続きそうな勢いもあり先は読めない。
商品 | 現在値 | 騰落 | ||
---|---|---|---|---|
NY 金(1トロイオンス=ドル) | 1,514.5 | ▲+0.2 | 30日 | 終値 |
東京 金(1グラム=円) | 5,302 | ▼-13 | 6日 | 23:51 |
銅(1トン=ドル) | 6,219.00 | ▲+5.00 | 30日 | 終値 |
NY原油(1バレル=ドル) | 61.26 | ▼-0.42 | 31日 | 10:56 |
トウモロコシ(1ブッシェル=セント) | 388.25 | ▼-1.75 | 30日 | 終値 |
原油価格は5月までは上昇を続け1バレル67ドル台へ。その後下落に転じて、50〜60ドルの範囲内で上下し、年末には値上がりして61.66ドルで終了。
過去1年間
過去10年間
チャート広場:WTI
■金価格(三菱マテリアル)
2016年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)4,666円/g
2017年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)5,095円/g
2018年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)4,937円/g
2019年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)5,877円/g
金相場は大幅に上昇した。5月までは変動の少ない相場だったが、6月からは上昇に転じた。
プラス19.0%。
過去1年間
長期(1978年〜現在)
■コーヒー価格(Investing.com)
アラビカ種 2016/11(月間の平均価格) 185.13 USセント/ポンド
米国コーヒー 先物 取引 - 3月 2018 124.92 USD 12/29 18:18
米国コーヒー先物 取引 - 3月 2019 101.00 USD 12/29 16:12
米国コーヒー先物 取引 - 3月 2020 132.15 USD 12/31 終値
10月までは安定していたが、そこから急上昇した。3ヶ月で40%以上の急騰。コーヒー関連株を多数保有しているので豆の価格変動はそれら企業の業績に影響するので気になる。
過去1年間
過去5年間
豊商事「ニューヨーク・コーヒー市況」