ケア21[2373]株主総会に出席してきました。

日時:2020年1月30日(木)午前10時〜
場所:ホテルモントレ大阪 7階Palffy

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□議事


・開会挨拶 10:00〜
・定足数などの事務報告
・事業報告(スライドとナレーションによる)
・質疑応答(事業報告)
・議案の上程と質疑応答・採決 10:38〜
閉会 10:46

お土産なし。かなり趣のある歴史を感じる建物内での総会。出席者は30名程度。


関西を地盤とする在宅介護会社。老人ホームなど施設介護も展開。新施設の開設などで売り上げ利益は底上げしているが、人材確保が課題になっている。
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□質疑


質問は3名から。

Q: 特損が大きい。不採算拠点の撤退は仕方ないが、小規模多機能型でこれだけの特損になるのは理解できない。
A: 小規模多機能型はほとんどが赤字で黒字は3箇所しかない。会計監査上2期連続赤字だと特損を出さないといけない。もともと小規模多機能型では利益は見込めない。行政がの要望があるので、グループホームを中心として併設する形で拠点を増やしている。

Q: スタッフの入れ替えが多い。
A: 離職率17%ありこれを下げることが課題で色々と取り組んでいる。教育・離職した人の再雇用制度や紹介制度、定年の廃止など。

Q: 食事の肉が固い。手洗いの徹底ができていない。
A: 改善していく。

Q: 認可保育所の補助金は一過性の物か、毎年もらえるものか。
A: 設置時1回のみのもの。

Q: 平均年齢が高い。平均勤続年数が短い。
A: 業界標準よりはそう言える。が、定年を廃止するなど高齢者の雇用で年齢層は上がっている。拠点を増やしていることもあり、社歴の浅い従業員も多い。加えて毎月100人近い人を新らしく雇用しているが、3ヶ月以内に20〜30%が辞めていく。従業員の移動も多い。定着率を上げるべく努力している。

新規の役員以外は役員も年齢層が高めのようだった。国が決めた介護報酬で職員の待遇を改善しつつ利益を上げるのは相当難しいのではないか。ただ売り上げ・利益ともに成長しており強さの秘密がわかれば長期に保有して応援していけるのだが。