購入する銘柄を決定するまでの流れはこんなものだった。

ヤフーファイナンスの株主優待検索で、対象となる月に権利を迎える銘柄を表示。金券の場合には優待利回りや配当利回り。そのほかの銘柄は欲しいと思える優待品などでとりあえず魅力的と思える銘柄をいくつかピックアップ。その後、ヤフーファイナンスで株価、PBR、PERを確認。そこで割高と思える物を除いて、証券会社にログインして四季報のページで業績の推移などを確認。場合によっては会社公式ホームページで財務情報や業績情報を調べることもある。

2019年中頃から「株探」というサイトを併用するようになった。株探は[4436]ミンカブ・ジ・インフォノイドが運営する株式情報サイト。無料で使用できるが、かなり詳しい情報を確認できる。このサイトが優れている点として各銘柄について以下のような情報を見ることができること。





・基本情報:株価トレンドをアイコンでわかりやすく表示。目先、短期、中期、長期の4種類を分けているのもよい。
・基本情報:信用売り/信用買い/貸借倍率の推移が表示されていてわかりやすい。
・チャート:カーソル位置の株価を数値で表示するので、高値・安値を正確に知ることができる。
・チャート:他銘柄や平均株価とのチャート比較が容易。
・決算:無料でも過去5期分の業績推移、四半期業績、財務、キャッシュフローなどを見ることが可能。有料会員であれば20期もの長期の推移も確認できる。これを使えば、業績の波があるのかどうかを簡単に知ることができる。これで業績がちゃんと長期で上昇傾向にあるのか、好不調の波が大きくないのかなどを見ることができる。配当金が増加傾向なのかどうかも知ることができる。
・大株主:上位10株主がわかる。有料であれば、株主構成や持ち株数の変化も見ることができる。さらに、その株主が他にどういう銘柄を多く所有しているかということまでわかる。
・ニュース、決算:決算短信のPDFファイルへの直接リンクがあるので詳しく調べたいときにも簡単に閲覧可能。

そして個別銘柄ではないが、市場マップも面白い機能。業種ごとの好不調を可視化しているのが面白い。

株探を使う場面は、四季報の財務状況を見る代わりにこちらで四半期業績などを中心に確認するようにしている。とくにキャッシュフローが見られるのが便利。営業キャッシュフローがプラスで推移しているかどうか見ることが多い。投資キャッシュフローがマイナスで投資が続いていて、それが確実に営業利益に結びついていると考える。逆に営業キャッシュフローがマイナスだと、本業で稼げていないのではないかと思えて警戒することになる。

株探を使うようになって投資判断をしやすくなった気がする。なお有料会員は月額1,980円税別。