かつてはカラオケレストラン事業を主力としていたシダックスだが、採算悪化でカラオケ事業を分社化し売却し、資本業務提携による部分的な参加に変更し、現在は受託レストラン・給食事業を主力としている。以前はそのカラオケレストランで使用できる株主優待券を贈呈していたが、主力事業ではなくなり、自社製品の提供に切り替えていた。
業績悪化で株価は低迷、無配にまでなっていて今回優待制度の変更発表のリリースを見つけたときには、当然改悪ないし廃止の発表だと思ったが、意外なことに拡充の発表だった。
【変更前】
優待内容 保有株式数に応じて、自社グループ商品、優待券をお選びいただけます。保有株式数 優待内容100株以上500株未満 ① 自社グループ商品(2,000円相当分)② カラオケ・シダックス店舗でご利用いただける優待券5枚(2,700円相当分)※ ①②のうちいずれか1つ選択500株以上 ① 自社グループ商品(12,000円相当分)② カラオケ・シダックス店舗でご利用いただける優待券10枚(5,400円相当分)※ ①②のうちいずれか1つ選択
【変更後】
100株以上500株未満 自社グループ商品(2,500円相当分)500株以上 自社グループ商品(15,000円相当分)
ともに25%増額。自社グループ商品としては自社のワイン(赤・白)、ブドウジュースなどの贈呈。もしかしたら、消費税率アップなどで価格改定がありそれに対応しただけかもしれないが、それでも意外な驚き。カラオケ店舗は大幅に縮小していて実際に使える人はごくごく限られた人たちだけなので、提携先の別ブランド店舗でも使えるようにならない限りほぼ無価値と言っていい物だったのでむしろなくなったことで優待券取り扱いのコスト分削減できてよかったのではないかと思う。
2020年3月末日権利からということで、現在未保有ではあるが前向きに検討したい。株価は低迷しておりわずか4万円もあれば取得できる。この変更で無駄に人気化して株価が上昇してしまうと赤字予測なだけに権利落ちが心配になってしまうので、あまり注目して欲しくはないのだけど。
ヤフーファイナンス[2418]
株価:359円(2/6)
必要株数:100株
必要資金:35,900円
配当予測:0円(0.00%)
PER:-.-倍
PBR:69.57倍
権利確定月:3月末日