高額優待で人気があったが、コロナ禍で業績が悪化しており優待額面を引き下げるが優待制度自体は維持するという決定となった。従前の優待からはおよそ半額となる。ただし単元保有の場合には3分の2にとどまり、減額は最少で維持した。
変更前 | 変更後 | |||||||||
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必要金額 | 6月末 | 12月末 | 年間合計 | 優待利回り | 6月末 | 12月末 | 年間合計 | 優待利回り | 比率 | |
100株以上 | ¥168,400 | ¥3,000 | ¥3,000 | ¥6,000 | 3.56% | ¥2,000 | ¥2,000 | ¥4,000 | 2.38% | 66.67% |
300株以上 | ¥505,200 | ¥9,000 | ¥11,000 | ¥20,000 | 3.96% | ¥5,000 | ¥5,000 | ¥10,000 | 1.98% | 50.00% |
500株以上 | ¥842,000 | ¥15,000 | ¥18,000 | ¥33,000 | 3.92% | ¥8,000 | ¥8,000 | ¥16,000 | 1.90% | 48.48% |
1,000株以上 | ¥1,684,000 | ¥33,000 | ¥36,000 | ¥69,000 | 4.10% | ¥17,000 | ¥17,000 | ¥34,000 | 2.02% | 49.28% |
減額後の優待利回りは、100株で2.38% もっとも減らされる500株では1.90% で、決して悪いというわけではないが高額優待が魅力であっただけに明日はかなり大きな失望売りを誘うことだろう。もしかしたらストップ安もあり得るかも。だが、失望売りが収まれば他社と比較した場合の割の良さから新たな買いも入ってくるかもしれない。優待利回り 3.00% となる株価1,333円以下であれば買える株価だと思う。もちろんショックでの底打ちを確認後なので、1,300円を切っても下落が続いている場合には手を出すのは控えなければいけない。優待利回り 3% で 1,333円、4% で 1,000円、5% なら 800円。さて、どこまで下がるでしょうか。もしかしたら他の優待利回りが高い飲食銘柄の株価にも影響があるかもしれない。
主力のガストは入店時のアルコール消毒を始め感染症対策を行いながら営業をしている。平日昼間しか利用していないが8月以降は座席も以前と同じくらいまで戻っているように見かける。月次を見るとまだ25%減くらいと厳しい状況は続いている。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | |
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全店売上高前年比 | 0.0% | 1.8% | -22.2% | -57.2% | -46.6% | -29.2% | -25.2% | -25.9% |
既存店売上高前年比 | -2.4% | -0.4% | -23.9% | -58.2% | -47.8% | -30.6% | -26.4% | -26.8% |
客数前年比 | -6.2% | -4.7% | -25.8% | -59.6% | -52.6% | -34.1% | -29.8% | -30.9% |
客単価前年比 | 4.1% | 4.4% | 2.6% | 3.5% | 10.2% | 5.3% | 4.8% | 5.9% |
なお、私は500株保有と最も被害を受ける。従来年間33,000円で月2,750円使える計算で週に1回程度づつ日替わりランチで利用して時々贅沢する感じで丁度よかった。が、今後は16,000円分になるので、月1,333円で2週に1回になってしまう。
なお、新基準は2020/12/31からで既に権利日をすぎた2020年6月分は従来基準で届くはず。
ヤフーファイナンス[3197]
株価:1,684円(9/10)
必要株数:100株
必要資金:168,400円
配当予測:-円(-.-%)
PER:-.-倍
PBR:2.97倍
権利確定月:12月末日・6月末日
※追記:発表の翌営業日終値は1,521円で前日比-163円(-9.68%)と大幅な下落ではあるが、思ったほどは落ちなかった。まだ情報が行き渡っていないせいなのか、不明。ちょっと買い増し意欲が出るほどではない。今後、じりじり下がっていくと思っているのだが、この分では優待利回りに魅力が出る1,333円までは落ちないのかな。