岡部が株主優待制度の変更を発表した(PDF)。
権利日:旧6月末日・12月末日→新12月末日
最低保有期間:旧なし→新1年以上
最低保有株数:旧100株→新200株
贈呈商品:QUOカード(変更なし)
贈呈金額:旧500円〜(年1,000円〜)→新年1,000円
新制度適用:2021年度から
年2回から年1回に減り、長期保有条件がつき、必要株数が増えて、優待利回りが半減。かなりの改悪ととらえるしかない。業績がかなり悪いのだろう。長期保有の判定は期間だけではなく保有株数もチェックされる。
2020年12月末日は旧制度のままで、次の優待が2021年12月末日で新制度。ただし1年前から200株持っていないとダメなので、2020年12月末日は200株保有の必要。2020年12月の優待利回りまで下がってしまう。かと言って2020年12月末日を100株だと2021年6月末日までに200株に買い増しても2021年12月末日の優待をもらうことはできない。
所有株数 | 必要資金 | 旧・年額 | 優待利回り | 新・年額 | 優待利回り |
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100株〜199株 | ¥78,900 | ¥1,000 | 1.27% | 0.00% | |
200株〜999株 | ¥157,800 | ¥1,000 | 0.63% | ¥1,000 | 0.63% |
1,000株〜4,999株 | ¥789,000 | ¥2,000 | 0.25% | ¥2,000 | 0.25% |
5,000株〜 | ¥3,945,000 | ¥4,000 | 0.10% | ¥4,000 | 0.10% |
優待利回りは、100株で旧制度年間 1.27% 。200株であれば旧制度年間 0.63%だが、新制度でも 0.63%。
利回り低下を許容して2020年12月末日までに200株にするか、2020年12月末日は100株で権利を取ってから売却するか。それとも、それまでに売却するか。よく考えなければ。もしこの発表で失望売りが増えて優待利回りが高まるならば買うという方法もあるかもしれない。
なお配当金も年間28円から14円に半減している。
ヤフーファイナンス[5959]
株価:789円(10/30)
必要株数:100株
必要資金:78,900円
配当予測:14円(1.77%)
PER:21.01倍
PBR:0.67倍
権利確定月:12月末日
※追記:改悪発表後の翌営業日2020/11/2は、前日比-18円で始まったが地合いもよく終値は+1円。直近、それほど大きなマイナス評価ではなかったようだ。