波乱の2020年投資環境がどうであったかをまとめ記録しておくための記事です。


2019年を総括するニュース記事があったが、よくまとまっていると思ったので引用します。


■今年の相場ポイント
  1.日経平均は掉尾の一振で2万7000円台奪還・30年4ヵ月ぶり高値に浮上
  2.新型コロナ感染拡大による経済停滞懸念から世界同時暴落
  3.各国の大規模な経済対策や金融緩和策を受け経済正常化期待から買い戻し急
  4.感染再拡大など波乱あるも過剰流動性を支えに底堅い展開が続く
  5.ワクチン実用化期待が高まり世界株高、経済再生を先取りする買い
  6.東京市場は外国人の買いなど需給改善も加わり上昇加速


掉尾という言葉は他では聞かない。掉という文字に振るという意味が含まれているので、一振というのは蛇足な気がする。11月〜12月は2万7千円台に挑戦しつつなかなか上がらなかったが、大納会前日の12/29になってポンと上がった様子を言っているのだろう。



野村證券 - 掉尾の一振(とうび(ちょうび)のいっしん)
分類:相場・格言・由来
掉尾(とうび)の一振とは、株価が年末にかけて上昇するといった株式相場の格言。

「掉尾」自体の意味は、最後になって勢いが盛んになることであり、掉尾の一振は、年末に向けた株価上昇の期待感を込めて用いられることが多い。

機関投資家などの含み損解消による株式売却が一段落した後、年末にかけてドレッシング買いなどで株価が上昇することも掉尾の一振の要因の一つと考えられている。

日本経済はむろん、全世界の経済はほぼコロナ禍とそれへの対策で揺れた一年だった。その流れに上手く乗れた人や、初めから受動的に市場平均に賭けていた人は勝ち、相場変動の波に乗れず翻弄された人は負けたと思う。なお、同記事中に今年一年間の騰落率順位も乗っていた。プラスのモノだけを抜粋すると以下のようになっている。

1. 電気機器(0266)   +24.70  ヤーマン <6630> 、正興電 <6653> 、三井ハイテク <6966>
2. 情報・通信業(0275) +22.57  チェンジ <3962> 、ブイキューブ <3681> 、サイバーリン <3683>
3. その他製品(0269)  +22.15  スノーピーク <7816> 、SHOEI <7839> 、グロブライド <7990>
4. 精密機器(0268)   +19.76  ノーリツ鋼機 <7744> 、HOYA <7741> 、メニコン <7780>
5. 機械(0265)     +15.92  蛇の目 <6445> 、エアーテック <6291> 、ダイフク <6383>
6. サービス業(0283)  +13.57  メドピア <6095> 、キャリアL <6070> 、IRジャパン <6035>
7. 海運業(0272)    +10.38  郵船 <9101> 、飯野海 <9119> 、川崎汽 <9107>
8. 化学(0257)     +10.05  北興化 <4992> 、日本ペHD <4612> 、大有機 <4187>
9. 小売業(0277)     +8.36  オイシックス <3182> 、藤久 <9966> 、BEENOS <3328>
10. 金属製品(0264)    +3.86  RSテクノ <3445> 、リンナイ <5947> 、ダイニチ工業 <5951>
11. 医薬品(0258)     +2.76  中外薬 <4519> 、大幸薬品 <4574> 、第一三共 <4568>

■日経平均株価(ヤフーファイナンス


2019年終値23,656.62円
2020年終値27,444.17円(+16.01%)
年初来高値:27,602.52(2020年12月29日) 
年初来安値:16,358.19(2020年3月19日)

NIKKEI

日付始値高値安値終値
2020年12月26,624.227,602.5226,327.0827,444.17
2020年11月23,110.7426,834.223,096.7926,433.62
2020年10月23,185.1223,725.5822,948.4722,977.13
2020年9月23,089.6323,622.7422,878.7123,185.12
2020年8月21,947.5823,431.0421,919.8323,139.76
2020年7月22,338.322,965.5621,71021,710
2020年6月21,910.8923,185.8521,529.8322,288.14
2020年5月19,991.9721,955.4419,448.9321,877.89
2020年4月18,686.1220,365.8917,646.520,193.69
2020年3月20,849.7921,719.7816,358.1918,917.01
2020年2月22,874.2723,995.3720,916.421,142.96
2020年1月23,319.7624,115.9522,892.9523,205.18
2019年12月23,388.6324,091.1223,044.7823,656.62


コロナショックがあって1万6千円台まで下がった。前年末比で30.86%のマイナス。にもかかわらず、そこから1万円以上も上がり実に30年ぶりの2万7千円台回復。驚異的。

5年チャート

NIKKEI-5

■TOPIX東証株価指数(ヤフーファイナンス


2019年終値1,721.36ポイント
2020年終値1,804.68ポイント(+4.84)
年初来高値:1,819.46(2020年12月29日) 
年初来安値:1,199.25(2020年3月17日)

TOPIX

日付始値高値安値終値
2020年12月1,765.551,819.461,751.631,804.68
2020年11月1,592.161,792.971,591.491,754.92
2020年10月1,625.491,660.491,577.451,579.33
2020年9月1,613.641,665.91,593.891,625.49
2020年8月1,510.231,636.571,508.131,618.18
2020年7月1,562.31,590.621,496.061,496.06
2020年6月1,563.811,633.41,530.781,558.77
2020年5月1,452.461,578.51,418.881,563.67
2020年4月1,388.661,478.841,314.111,464.03
2020年3月1,488.961,551.991,199.251,403.04
2020年2月1,660.661,744.431,500.871,510.87
2020年1月1,699.61,745.951,667.31,684.44
2019年12月1,705.991,747.21,691.151,721.36


TOPIXの傾向もほぼ同じ。最大下落時は前年末比でマイナス30.30%。コロナショックからの戻りがあまりよくなかったのと、年末のあがりもあまり大きくなかった。一部の主力株のみが上昇して、それ以外の株が置いて行かれている状況に見える。NT倍率は13.39倍から15.21倍にさらに拡大した。

5年チャート

TOPIX-5

■J-REIT(SBI証券


東証リート指数は、東京証券取引所に上場している不動産投資信託(=REIT)全銘柄を対象にした指数。時価総額で加重平均されるように設計されているらしい。

2018年終値:1,774.06ポイント
2019年終値:2,145.49ポイント
2020年終値:1,783.90ポイント(-16.86%)

REIT

コロナショックで一気に半額くらいにまで下落した。その後戻したが、日経平均ほどではなく戻りは弱かった。10月以降の上昇にも付き合うことなし。2018年終値と比較するとわずかに2020年終値のほうが高いので1年分の上昇を消した程度に抑えている。

コロナ禍で業績を直撃しているホテルを組み込んでいる銘柄は、契約の見直しなどで月単位で見ればほぼ収益ゼロまでになったものもあるようだ。分配金を9割以上下げる銘柄もありかなり状況は悪い。商業施設も営業時間短縮や一時営業休止などで家賃の減免に応じる場合もあり業績悪化。オフィスもリモートワークで契約を見直す流れがあり、企業業績悪化で今後は安い家賃のオフィスへの移転が進む懸念もあり先行き見通しは暗い。住宅は影響が小さく、物流施設は通信販売などでさらに利用が進むとみられており唯一投資口価格が上昇している。

個人的には、2019年10月頃からJ-REITへの投資比率を高めていたのでかなりの痛手。

5年チャート

REIT-5

■円/ドル(ヤフーファイナンス


2019年終値108.51円/ドル(12/31 22:29時点)
2020年終値103.20円/ドル(1/1 8:00時点)


USDJPY

日付始値高値安値終値
2020年12月104.300000104.740000102.860000103.240000
2020年11月104.560000105.670000103.160000104.270000
2020年10月105.450000106.100000104.010000104.640000
2020年9月105.910000106.550000103.990000105.450000
2020年8月105.870000107.040000105.090000105.890000
2020年7月107.920000108.160000104.170000105.880000
2020年6月107.720000109.840000106.060000107.920000
2020年5月107.170000108.080000105.970000107.770000
2020年4月107.530000109.370000106.340000107.170000
2020年3月107.380000111.710000101.170000107.530000
2020年2月108.400000112.210000107.490000108.070000
2020年1月108.610000110.280000107.630000108.380000
2019年12月109.520000109.720000108.410000108.610000



1月に安値をつけた後は、だらだら円高が進み103円台で終了。

5年チャート
USDJPY-5

■日本国債10年利回り(三井住友銀行


直近値0.020 %(2020年12月30日 引値)

コロナショックで-0.16%まで下がった後、+0.09%まで一時的に上昇するという乱高下があったが、その後はほぼプラス金利だが低水準で推移。大手都市銀行の普通預金金利は0.001%に張り付いたまま。スーパー定期10年物でも年0.002%。


過去1年
KOKUSAI

過去5年
KOKUSAI-5

■インフレ率(世界経済のネタ帳


20102011201220132014201520162017201820192020
日本-0.72-0.27-0.060.342.760.79-0.120.470.980.48-0.06

インフレ率はアベノミクスの始まった2013年以降、目標の2%には届いてないが、ほぼプラス圏で推移していたが、2020年はわずかながらマイナス。

infr

■NYダウ(ヤフーファイナンス


2016年12月29日 19,762.60ドル
2017年12月28日 24,837.51ドル
2018年12月29日 23,062.40ドル
2019年12月30日 28,462.14ドル
2020年12月31日 30,606.48ドル


ダウ平均株価は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて去年2月に急落し、一時、1万8000ドル台まで値下がりしましたが、大規模な金融緩和に支えられ、その後、急速に回復しました。

31日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて196ドル92セント高い、3万606ドル48セントで、史上最高値をつけました。

IT関連銘柄は特に投資家の期待を集め、こうした銘柄の多いナスダックの株価指数は1年間で43.6%の上昇。

DOW

10年チャートで見ると、2018年のみ停滞したが他の年は一貫して右肩上がり。いつまでも続かないと警戒はするが、まだまだ続きそうな勢いもあり先は読めない。

DOW10

■金価格(三菱マテリアル


2016年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)4,666円/g
2017年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)5,095円/g
2018年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)4,937円/g
2019年12月27日 発表 店頭小売価格(税込み)5,877円/g
2020年12月28日 発表 店頭小売価格(税込み)6,977円/g(+18.72%)

GOLD-5