2020年3月末日権利の権利付き最終売買日は2021年3月29日(月)。2月権利を通過して、興味は3月権利銘柄にうつっているのだが、ここにきてポロポロと3月権利銘柄の廃止や改悪の情報が公開されてきている。

元々、高利回りの優待であったがコロナ禍で業績悪化し、諸費用を抑えるためにあらゆる手段を講じるなかで、優待制度にも手を付ける必要がでた企業が多いと言うことだと思う。

今回は、私が今回権利取得するべくウォッチしていた銘柄での制度改悪・廃止の情報を拾って行く。


[4837]シダックス/改悪(ワイン他)
[8818]京阪神ビルディング/廃止(QUOカード)
[5185]フコク/廃止(お米)
[6485]前澤給装工業/改悪(お米)




・[4837]シダックス/改悪(PDF)・2/25発表

シダックスはカラオケボックスの業績悪化により、同事業を売却してコントラクトレストランなどの給食事業に注力することとなった。元はカラオケボックスで使える株主優待券の贈呈であったが、カラオケボックスの売却で自社商品の贈呈となっていた。ワイン(赤・白)や葡萄ジュースなどが所有株数に応じて貰えるものだった。

それが以下のようになった。
100株以上 …… 自社グループ会社商品・サービス20%割引券(割引上限5,000円)
500株以上 …… 自社グループ会社商品(15,000円相当)※前年度から変更なし

株価(2/25終値)は310円で、約3万円で2,500円相当のワインなどが貰えたので非常にお得な株主優待であった。次の優待からは優待を貰うには155,000円必要となる。が、それでも15,000円相当の商品が貰えるので、優待利回りは、9.68%と非常に高い。

介護施設や医療機関などでの請負については問題ないが、航空機内食や道の駅、社員食堂などでは営業休止など影響が出ており業績は厳しい状況。多くの株主優待負担は抑えつつ、一定の規模以上の株主へは維持したいというのは好感が持てる。2021/3から適用。



・[8818]京阪神ビルディング/廃止(PDF)・2/24発表

京阪神ビルディングは、大阪を中心に不動産賃貸事業を行う。データセンターや競馬の馬券販売所WINSが中心。業績好調であるが、昨年末に海外投資ファンドから敵対的買収があり、失敗に終わったが、その対応に費用がかかっているのかもしれない。

年1回、QUOカードの優待があったが、2021/3から廃止。

廃止前の内容
QUOカード
100株以上 継続保有 2年未満:500円分    2年以上*:1,000円分
1,000株以上 継続保有 2年未満:2,500円分   2年以上*:3,500円分
5,000株以上 継続保有 2年未満:5,000円分   2年以上*:8,000円分
* 当期末に加え過去2年間の毎年3月、6月、9月、12月の各末日の株主名簿において、100株以上の株式を継続して保有し株主番号が9回継続して同一である方。

100株で500円。次回から2年以上になるはずだったので、1,000円もらえるはずだったのに廃止されてしまいがっかり。株価(2/25終値)は1,540円で、約15万円。優待利回りは、0.32%であった。




・[5185]フコク/廃止(PDF)・2/24発表

工業用ゴム製品メーカー。自動車向けが主力。上期業績は急落したが、下期は回復。株主還元方針の変更で、株主優待制度を廃止して今後は配当による株主還元を強化するという。これまで定めのなかった配当性向30%と定め、最低保障年間20円。

棚田米2kgを廃止。2021/3権利から適用。株価(2/25終値)は692円で、お米1kgあたり34,600円と割安お米優待銘柄であったので残念。



・[6485]前澤給装工業/改悪(PDF)・2/24発表

変更前100株以上お米3kgであったのが、200株以上かつ1年以上保有条件がつくように変更になる。100株かつ1年未満でもQUOカード500円が贈呈されるのは救い。200株以上かつ1年以上の場合にはお米とQUOカードの両方貰えるように見えるのだけど、どうなんだろうか。2021年3月は現行制度で、1年未満でもお米が貰える。2022年3月から新制度。2021年3月に始めて権利を取得してそのまま継続保有して2022年3月には200株以上にするとお米を連続して貰える。

株価(2/25終値)は2,260円で、2021年のお米1kgあたり必要資金は75,333円。2022年になると150,667円になるので、割安とは言えない。