当ブログの大人気記事でほぼ1年中アクセスランキング上位に入っているのがこの記事。


だが、2015年にまとめた記事でかなり内容が古くなっている。当時からはかなり優待内容が変わっていて申し訳ない。今回時間が合ったので、最新情報でまとめた。が、一部はコロナに関係して縮小している場合もあり、寿命は短いかもしれない。

現在日本のプロ野球チームは12球団。それらのうち、11球団に親会社があり、親会社が上場しているのは8社。このうち、優待制度があるのは7社。これに球団親会社以外の上場企業が野球観戦の株主優待制度を採用しているものが1社ある。以上8社の優待制度についてまとめた。

実際に株主優待権利を取得したことがあるのはこのうちの4社のみ。制度変更したモノもあるので、ほとんどは公式発表情報をまとめたもので使用経験のあるものは少ない。

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表記の親会社が直接球団会社を保有する場合もあるが中間に別会社を挟む場合もある。そのような中間会社はのぞき支配株主と社会一般に認識されているあげている。例えば、阪神タイガースの親会社は阪神電気鉄道だが、阪急阪神ホールディングスを親会社としている。ただし、HDは経営に関与しないと表明しているので旧来の阪神球団の独立性を保証している。埼玉西武ライオンズも西武鉄道が親会社であるが、上場しているのはその親会社の西武ホールディングス。


■親会社が上場していない/親会社がない/株主優待制度がない


□広島東洋カープ


広島東洋カープは市民球団でマツダの創業家である松田家が最大株主でマツダも様々な形で支援しているが親会社ではない。[7261]マツダは上場企業であるが株主優待は実施していない。なお、別企業による優待があり後述する。

□読売ジャイアンツ


読売新聞社グループ本社は非上場。

前回、[9681]東京ドームが実施している株主優待制度で読売ジャイアンツの試合観戦できることについて書いたが、[8801]三井不動産が東京ドームを買収して上場廃止となる予定のため株主優待制度が廃止されてしまった(PDF)。

※追記2021/3/23:2020/11/30時点の株主向けに株主優待を実施することを発表した(PDF)。500株保有でTDポイントプログラムの4,000ポイント(巨人戦指定席C 2枚相当)を贈呈など。

□中日ドラゴンズ


中日新聞社は非上場。

□千葉ロッテマリーンズ


ロッテホールディングスは非上場。

□福岡ソフトバンクホークス


[9984]ソフトバンクグループは、2019年3月末日権利を最後に株主優待制度を廃止した。

■野球以外の優待


□東北楽天ゴールデンイーグルス


[4755]楽天は以前主催試合チケットを割引販売していたが、別制度に変更になった。現在は楽天キャッシュなど。12月末日権利。

■野球関連の優待


□阪神タイガース


[9042]阪急阪神ホールディングスは100株以上株主にグループ優待冊子を贈呈している。グループが経営する施設の入場券割引券やサービスの割引券など様々。そのなかに、甲子園野球博物館入場券2枚が含まれている。必要資金は約35万円。3月末日・9月末日権利。

阪急阪神ホールディングス:グループ優待券について

□横浜DeNAベイスターズ


[2432]ディー・エヌ・エーはかつて野球観戦チケットの贈呈をする株主優待制度を持っていたが、入場者制限などがあり、グッズプレゼント等になっている(PDF)。9月末日権利。

1. 横浜 DeNA ベイスターズまたは川崎ブレイブサンダースのオフィシャルグッズセット
以下のいずれかをご選択いただけます。
① 横浜 DeNA ベイスターズオフィシャルグッズ(計3点)
② 川崎ブレイブサンダースオフィシャルグッズ(計3点)
いずれも、オリジナルマスク等、ご自宅でご活用いただけるグッズをご用意しております。
2. 横浜 DeNA ベイスターズ オフィシャルグッズショップ 10%オフクーポン
3. 株主様限定 オンライン感謝イベント(抽選)へのご応募
・継続保有期間が 1 年超、かつ保有株数 100 株以上の株主様がご応募いただけます

□東京ヤクルトスワローズ


[2267]ヤクルト本社では3月末日権利で自社商品を提供する優待と、9月末日権利で神宮球場で開催する東京ヤクルトスワローズ主催試合への招待を行う優待の二種類の優待制度を持っている。が、現在は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で入場者数制限などを行っており、球場への招待が実施しづらい状況にあり、一部変更(PDF)している。公式ファンクラブへの入会権利となっている(PDF)。2021年9月の権利では内容が変わっているかも知れない。ファンクラブ会員には特典として招待券があるため、実質的に野球観戦が可能とも言える。入会記念グッズももらえるのでかなりよい。

100株保有でライト会員(年会費2,600円相当)、1,000株保有でレギュラー会員(年会費3,600円相当)でそれぞれの優待利回りは、0.47%と。0.065%。ただし、商品優待の分は計算に入れていない。

■観戦割引がある


□オリックスバファローズ


[8591]オリックスはリース事業の他金融・投資などを行う会社。3月権利でふるさと優待(全国のグルメ商品掲載のカタログ)を贈呈。そして、3月・9月権利で優待を実施して野球を始め多くの自社サービスが割引になる株主優待カードを発行している(PDF)。


以前は、非常にお得な割引価格で購入できたが、現在はオリックス・バファローズ主催公式戦ホームゲームの当日券をBsCLUB会員前売価格で、株主カード提示することで4枚まで購入いただけます。オープン戦、交流戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、地方開催の試合などは対象外となる。株主カードは3月・9月いずれの権利でも翌年7月末日までの有効期限のもの。9月は継続株主には株主カードは届かない。

ふるさと優待で、野球観戦チケットの購入に使えるグループ商品券を選択していれば、それを支払いに使うことで無償での観戦も可能。

オリックスバファローズ:チケット


■無料観戦チケットが貰える


□北海道日本ハムファイターズ


[2282]日本ハムでは、3月末日・9月末日の年2回の権利で100株以上500株未満の株主には1,500円相当の自社商品またはスポーツ関連グッズを贈呈している。また、500株以上の株主には継続保有期間に応じて、自社商品またはスポーツ観戦チケットを贈呈。3年未満は5,000円相当、3年以上5年未満は7,500円相当、5年以上は10,000円相当。

ただし、2020年9月権利のものには500株以上の場合でも観戦チケットではなく日本ハムファイターズまたはセレッソ大阪の関連商品であった。

100株以上500株未満
ham100

500株以上3年未満
ham500



□埼玉西武ライオンズ


[9024]西武ホールディングスは100株単元だが、野球の優待があるのは500株以上。3月末日・9月末日権利。

500株保有で埼玉西武ライオンズ内野指定席引換券2枚、1,000株保有で5枚。10,000株保有であれば、埼玉西武ライオンズ内野指定席引換券5枚に加えて、メットライフドームプレミアムシートA応募券 1枚が贈呈される。

ただし、プレミアムシートについては入場者数を制限している関係から、2020年度は一部中止となった(PDF)。今後も中止される可能性がある。

または内野指定席についても入場者数を制限しており予約しづらい状況があるため2021年シーズンについては株主専用に確保された座席との引換になる(PDF)。

西武ホールディングス「株主優待

□広島東洋カープ


広島東洋カープの親会社ではないが、広島銀行などを経営する[7337]ひろぎんホールディングスが、広島東洋カープ主催試合への招待券を抽選でプレゼントする株主優待制度を導入した。

<コース名:広島東洋カープ>
当選者数:10組20名様  招待席:内野指定席
予定の試合・公演:2022年シーズンのホームゲーム

■総括


野球場への入場者制限があったり、開催中止や無観客試合になる可能性がある状況が続く限りプロ野球観戦への株主優待実施は元通りにはなりそうにない。今後、野球観戦優待が復活する可能性があるのは、西武、日本ハム、ヤクルト、DeNAの4社。これに割引料金のオリックスと、他社提供の広島を加えた5球団については野球優待があると言うことができるようになるかもしれない。

ちょっと、まとめる時期が悪かった。いずれ正常化したらまとめ直したい。