優待株は権利日の約1ヶ月前に購入している。

(1) 約1ヶ月前にまでに、権利を取る予定銘柄を決める。
(2) 前月の権利落ち日にできた買い付け余力で予定銘柄を購入。絶対取りたい銘柄は午前中に成り行き買い。それ以外は、買えそうなところで指し値。
(3) 当日買えなかった銘柄は買えそうな値段で指し値。ぐんぐん上がっていく場合には、追いかけるの諦めて2番手3番手の銘柄に切り替えることもある。
(4) あとはひたすら1ヶ月経過するのを待つ。
(5) 権利落ち日の寄り付きで成り行きで売却。※回転売買する銘柄の場合
ただし、長期保有優遇があるものや、継続保有を決めている銘柄、購入後に右肩上がりに推移して今後も上がるんじゃないかと期待できそうな銘柄については除く
(6) 約3ヶ月後、優待品の到着時(到着記事作成時)に、優待品や企業業績を精査して次回も権利を取るかどうか記録する。



このブログを購読している方にはお察しのことと思いますが、私が株を購入するのはほぼその株の権利日の1ヶ月前というのが多い。5月/11月銘柄については4月/10月銘柄が少ないため、資金的な余裕があり2ヶ月前に購入することもあるのだが、おおむね1ヶ月前。これは金券優待の利回り比較記事などを1ヶ月前に書いていることで想像できることだろう。

もちろん権利日前は株価が上がりやすく、安く買うのであれば権利日後や通年監視して株価が一時的に下がった時に買った方がいいというのは分かっている。が、それをやって耐えるだけの精神力が自分にはなく、できないのだ。

権利日後に購入して、その後1年間保持し続けて翌年の権利を取る。これができないのは株価の変動に耐える精神力がないため。ある株を購入して、そのまま株価が右肩あがりに上昇していけばよし、あるいは権利落ちで下がった分をすぐに埋めればいい。が、反対に株価が下がっていったとしよう。その場合に、株価の下落に耐えて保持する持久力がない。株価下落に耐えきれずに売却してしまう。一度も権利を取ることなく、ただ損失を出すだけ。これに耐えられない。購入後1月程度であれば多少の下落であれば「権利日まで」と、我慢することができるのだが、何ヶ月もは無理。

また、1年間監視して一時的に下がったところで購入する。これができないのは、株価が上昇していくのを指をくわえて眺めていくのに耐えられないから。監視銘柄があがったり下がったりならいいし、右肩下がりならいいのだけど、右肩上がりで上がっていったら、買わなかった自分を責めてしまう。落ち込んでしまう。

これが一度でも権利を取っていれば、なぜか耐えられてしまうのが人間の精神の不思議。継続保有すると決めたものであれば多少の価格変動があっても気にせずにいられる。それでも、株価が下がっている銘柄は資金不足などのときに損切り対象になりやすいのではあるが。

通常は権利日に向かって株価が上昇することが多いように感じる。なので1〜2ヶ月前に買うと権利日までに含み益になっていることが多いというのがこれまでの経験上の印象。運がよければ権利落ち分を吸収してプラスで終わることもある。もちろん、権利落ちのほうが大きくてマイナスになることもあるが、それでも被害は大きくならないという印象を持っている。時々、権利日までに右肩下がりや途中で急落することがあり権利落ち分を含めてかなりの損失が出ることもあるが、これまでの経験ではそういうのは希なケース。結果として、今のペースができあがった。

これほど精神力の弱い人間でも株式投資を続けることができるのは株主優待があったればこそ。多少の株価変動があっても、年に1回か2回。素敵な贈り物を贈ってくれるから、我慢して保持できる。うまくいけば株価も上昇して資産が増える。幸いなことにこの手法でも投資資産は増えている。毎月毎月権利落ちで漸次、資産が減っていたら株主優待投資自体を止めてしまっていたかもしれない。たまたまかもしれないが結果オーライ。自分にはこのやり方があっていたということ。


なので、決して他人に勧めるような投資手法とはとうてい言えない。優待品の到着がなく、毎週毎週まとめ記事を書く時間もないので、たまにはこういうのも書き残してみた。