プレミアム優待倶楽部は近年多くの企業が採用している株主優待。所有株数、所有期間に応じて細かく贈呈するポイント数を変更でき、長期保有などの管理など細かな運用を提供会社に任せられるので企業はお金だけ出せばいい。多くの企業が採用していて商品数も増やせて、在庫管理・発送なども専門機関ならではの適切なことができる。企業独自の商品を提供することも可能。

金券同様に額面での比較が容易な優待。しかも、保有株数による贈呈ポイントが各社まちまちで最低株数での利回りが最大になるという一般的な優待基準と違うことが多い。そこで各社の優待利回りを詳細に比較する。

10月は対象銘柄が少ないので、同じく少ない11月分と併せて2ヶ月分を比較する。と言っても各1銘柄で合わせても2銘柄しかない。株価等は2021/9/17終値時点。


■10月権利

□[7033]マネジメントソリューションズ


東証一部。サービス業。企業にプロジェクトマネジメント支援サービス提供。付帯する研修計画やテレワークでも。最低必要資金は15万円強と手頃。その時の優待利回りは 0.92% であまり高くはない。優待利回りは単元のときが最も高く、そこから徐々に下がり1,000株で 0.55% と少し戻すが、また徐々に下がっていく。長期保有優遇あり。2年目以降は1.1倍になるが、ここでは表示を省略する。

株価は波があるが右肩上がりで、昨年より倍に値上がりしている。無配。PER 92.44倍とかなりの割高水準だが、その期待に応えるように業績を伸ばしている。

所有株数必要資金初年度贈呈ポイント優待利回り
100株以上300株未満¥326,5003,0000.92%
300株以上600株未満¥979,5007,0000.71%
600株以上900株未満¥1,959,0008,0000.41%
900株以上1,000株未満¥2,938,50010,0000.34%
1,000株以上2,000株未満¥3,265,00018,0000.55%
2,000株以上4,000株未満¥6,530,00020,0000.31%
4,000株以上10,000株未満¥13,060,00030,0000.23%
10,000株以上100,000株未満¥32,650,00040,0000.12%
100,000株以上¥326,500,00050,0000.02%

■11月権利

□[3454]ファーストブラザーズ


東証一部。不動産業。不動産の自己勘定投資と私募ファンド運用が柱。首都圏の商業施設、オフィスビルが中心。1年未満保有の場合には最低必要資金が300万円以上と高額になってしまうが、1年以上保有の場合は最低必要資金は約52万円で優待利回りも 0.96% と許容範囲。1年後に株主優待をもらうつもりで買うという考え方があるかも知れない。

株価はこの1年は時々急騰・急落することがあるが、基本的にはBOX相場。

1年未満:
所有株数必要資金初年度贈呈ポイント優待利回り
3,000株以上3,100株未満¥3,135,0005,0000.16%
3,100株以上3,200株未満¥3,239,5006,0000.19%
3,200株以上3,300株未満¥3,344,0007,0000.21%
3,300株以上3,400株未満¥3,448,5008,0000.23%
3,400株以上3,500株未満¥3,553,0009,0000.25%
3,500株以上3,600株未満¥3,657,50010,0000.27%
3,600株以上3,700株未満¥3,762,00011,0000.29%
3,700株以上3,800株未満¥3,866,50012,0000.31%
    
5,000株以上¥5,225,00025,0000.48%

1年以上:
所有株数必要資金初年度贈呈ポイント優待利回り
500株以上300株未満¥522,5005,0000.96%
600株以上300株未満¥627,0006,0000.96%
700株以上300株未満¥731,5007,0000.96%
800株以上300株未満¥836,0008,0000.96%
900株以上1,000株未満¥940,5009,0000.96%
1,000株以上2,000株未満¥1,045,00010,0000.96%
1,100株以上1,200株未満¥1,149,50011,0000.96%
1,200株以上1,300株未満¥1,254,00012,0000.96%
    
5,000株以上¥5,225,00050,0000.96%