人気優待銘柄の[9861]吉野家ホールディングスが株主優待制度の改悪を発表した(PDF)。

・優待券額面を300円から500円に増額。
・単元での贈呈枚数を10枚から4枚に減らす(半年)。
・結果として単元での年間の優待金額は6,000円から4,000円に減額。
・所有株数の条件区分でこれまでなかった200株を追加することで、このときの優待利回りの低下を抑える。単元株主に追加購入を促す。
・1000株、2,000株所有時の優待利回りは変わらないように調整。




株数必要資金優待券枚数(半年)優待金額(年間)優待利回り(年間)変更後枚数(半年)変更後金額(年間)変更後利回り(年間)
100株〜199株¥208,00010¥6,0002.88%4¥4,0001.92%
200株〜999株¥416,00010¥6,0001.44%10¥10,0002.40%
1000株〜1999株¥2,080,00020¥12,0000.58%12¥12,0000.58%
2000株〜¥4,160,00040¥24,0000.58%24¥24,0000.58%


全国に店舗があり、使い勝手がよく優待利回りも高いため、個人投資家に大変人気の高い銘柄でしたが、コロナ禍の影響が大きく高利回りの優待を維持するのが難しくなったようだ。ただし、2021年8月中間連結決算は、純損益が31億円となり黒字転換している。このため、優待利回り低下による個人株主の失望売りが出る一方、業績を見て買う機関投資家には好感されるかもしれない。

勝手な予測だが、個人投資家の売りで明日は大幅(▲5%程度)下落するが、その後徐々に回復するのではないと思う。

現在吉野家で定番の牛丼並盛りは352円(税込 387円)なので、500円券では113円無駄になってしまう。生野菜みそ汁セット148円(税込162円)などのセットメニューを追加するか、吉野家が最近推している500円超の高額牛丼(ねぎ玉牛丼、ねぎだく牛丼など)に移行するか、いずれにしろ利用回数的には不利になってしまう。

とは言え、吉野家は利用頻度が高いのでタイミングを見て200株への買い増しを狙いたい。

すでに権利確定済みの、2021年8月末日権利は旧基準(300円券)での贈呈となり、新基準での贈呈は次回2022年2月末日権利からとなる。

※追記10/14:発表翌営業日の結果は+196円(+9.42%)と大幅高の2,276円になった。予測とは真逆の結果。このクラスの株になると優待目的の個人投資家の売りなど株価には影響を与えないということなのだろうか。確かに黒字転換して業績面ではプラスではあるが、その内容を見ると休業一時金などのおかげであり、客数増など売上面での回復見通しはハッキリしないのでここまで強い買いになるとは思いもしなかった。株価予測は難しい。これでは、押し目で拾って200株にしようという思惑が達成できるかどうか怪しくなってきた。
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ヤフーファイナンス[9861]
株価:2,080円(10/13)
必要株数:100株
必要資金:208,000円
配当予測:-円(-.-%)
PER:67.23倍
PBR:3.24倍
権利確定月:2月末日・8月末日