毎月金券優待の優待利回りを比較することで表面的なお得度を算出している。ここで金券とは汎用的で有効期限のないクオカード、図書カード、ギフトカード等。

末日権利日の権利付最終売買日は2022年7月27日(水)。優待内容については、Yahoo!ファイナンスで調べたもの。株価等は2022/6/24終値時点。




7月権利銘柄 40件中
内、買い物券・プリペイドカード  6件中

このうち、保有期間の条件がない5件をリストアップした。

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□総括


[7256]Casaが10万円以下で配当利回り3.47%あり総合利回りでも高い。

10万円超20万円以下の範囲で[3921]ネオジャパン、[3421]稲葉製作所、[3458]シーアールイー3銘柄あるが、全て年2回。図書カードが1銘柄以外はQUOカード。だが、優待利回りは0.74%〜0.91%と余り高くない。配当金と合わせてようやく2.5%前後になるものばかり。

[6654]不二電機工業は制度変更があり30万円以上資金が必要になり買いにくくなった。

□個別銘柄


[7156]Casa/クオカード 1,000円分/7月末日
家賃債務保証サービス。配当利回りが比較的高い。株価指標は比較的割安。

[6654]不二電機工業/クオカード 500円分/1月末日・7月末日
電気制御機器メーカー。配当利回りが2.42%あり3年以上保有で優待の額面が倍増する。300株以上から。

[3421]稲葉製作所/図書カード 1,000円分/1月末日・7月末日
稲葉物置のメーカー。1月権利で優待を貰うには1,000株以上必要。

[3458]シーアールイー/クオカード 1,000円分/1月末日・7月末日
不動産。約15万円。年2回。株価指標は比較的高い。

[3921]ネオジャパン/クオカード 500円分/1月末日・7月末日
株価指標は割高で利回りも低いが、年2回で10万円以下。グループウェアに強いIT企業。

□その他


7月は銘柄数が少ないので金券以外で興味深い銘柄を見ておく。

[7810]クロスフォー 187円×100株〜/自社製品(Dancing Stone)
特許のダンシングストーン製品。以前はジュエリーで高利回りになっていたが、昨年からお守りになり魅力が薄れた。
※追記6/29:株主優待制度の変更を発表(PDF)。優待基準を100株以上から1,000株以上に変更。1万円相当の自社製品。100株だと株主数も多くかなり魅力に乏しい内容になっていたので基準を上げてしっかり魅力のある優待品になりよかったのではないかと思う。優待をもらうには20万円必要。

[3159]丸善CHIホールディングス 380円×100株〜/買い物券500円〜
大型書店チェーンや図書館の運営受託。ジュンク堂や丸善書店。自社店舗で使える買い物券で本や文房具などに使える。4万円で買えるのが魅力。

[4936]アクシージア 948円×100株〜/自社製品/7月末日
スキンケア商品やサプリメントなどを手掛ける企業。今回から新設。内容は不明だが100株で3,000円相当と優待利回り3.16%にもなる。

[3193]鳥貴族ホールディングス 2,342円×100株〜/食事券/7月末日・1月末日
大阪本社の低価格焼き鳥チェーン。

[3418]バルニバービ 992円×200株〜/自社オリジナル商品/7月末日・1月末日
大阪本社で独自性のあるカフェやレストランを経営。洋菓子などを選択可能。優待は100株からあるが、オリジナル商品を貰えるのは200株以上。

[7682]浜木綿 4,375円×100株〜/7月末日/食事券または代替品
東海地方中心の中華料理店。かなり人気のお店らしいが、代替品で送られる食品に期待している。今期より新設。

[3539]JMホールディングス 1,573円×100株〜/精肉製品
業務用スーパーや飲食店を経営。ジャパンミートから社名変更。巨大な冷凍肉が送られてくる。