株式投資におけるインカムゲインは、配当によるものが主である。金券は有効期限がなく広範囲な店で使える金券は現金同様と考えられるので、インカムゲインとして換算しても問題ないだろう。配当金が所有株数に比例するのと違って株主優待は、少額の投資家ほどよりお得になるように設計されていることが多い。そこで配当利回りに加えて株主優待をもらうことができる最低資金に対して、受け取る金券の額面を利回り換算したものを優待利回り、配当利回りと優待利回りを単純に足し合わせたものを総合利回りと称して、比較している。配当利回り・優待利回りは2.5%以上を高利回り、総合利回りで4.0%以上を高利回りと考えている。

金券としてはQUOカード、ギフトカード、商品券、図書カードなど。お米券を金券にする場合があるが、ここでは除く。また、長期保有条件があり、今回の権利日の前に購入して始めて権利をとったときに優待品を受け取ることができない銘柄も除外している。

2023年1月末日権利日の権利付き最終売買日は2022/1/27(金)。5日権利日の場合の権利付き最終売買日は2022/12/30(金)である。

権利確定月:1月 全37
カテゴリー: 金券 権利確定月:1月 全5


今回リストアップした銘柄は昨年より1銘柄減って以下の4銘柄。株価等は2022/12/23終値時点。

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□総括


10万円以下の銘柄はなし。20万円以下が2銘柄。優待利回りが高い銘柄はないが総合利回りで比較的高い3%以上あるのが[3291]ネオジャパン、[6654]不二電機工業。[2117]日新製糖も総合利回り3%以上ある上に商品も贈呈もありかなりお得。ただし優待発表で株価高騰しているので相当の権利落ちの恐れがあり今更手を出すのはむずかしそうだ。不二電機工業は長期保有優遇もある。

1月は優待銘柄自体が少ないので金券以外の銘柄も見てみる。




□個別銘柄(金券)


[3921]ネオジャパン 1,445円×100株〜/クオ・カード 500円 ※年2回

[3921]日新製糖 1,938円×100株〜/クオ・カード 1,000円+2,000円相当の自社製品・伊藤忠精糖の商品
※1月5日権利日
※今回限り

[6654]不二電機工業 1,170円×300株〜/クオ・カード 500円 ※年2回 ※長期保有優遇
※3年以上保有で倍額になる。

[3421]稲葉製作所 1,370円×1,000株/図書カード 1,000円 ※年2回
※7月末日は100株以上から優待がある。
※7月末日1,000株は地域特産品・オリジナル図書カードの中から1品選択(3,000円相当)

□個別銘柄(金券以外)


[3193]鳥貴族 1,970円×100株〜/自社食事券 ※年2回
安売り焼き鳥居酒屋チェーン。

[8142]トーホー 1,681円×200株〜/自社商品(コーヒー、食品等) ※長期保有条件
食品卸し、業務用スーパー。神戸市本社。100株の場合には買い物券のみ。200株以上で食品も選択できるようになるが、1年以上の長期保有条件付き。

[2590]ダイドーグループホールディングス 4,865円×100株/自社商品(清涼飲料) ※長期保有条件
ダイドードリンコ。20日権利。大阪本社。ボリューム満点で満足感高い。

他に映画関連の優待を持つ[9636]きんえい、[9637]オーエス、[8842]東京楽天地、[9632]スバル興業などエンタテインメント系の企業が多い。

なお、1月のプレミアム優待倶楽部銘柄は3銘柄存在するが、最低必要資金が40万円以上からと少し手が出しにくくなっており、自分で買う可能性がない銘柄の調査は面倒なので今年も省略する。