日本の企業の多くは3月決算(決算期が4/1〜3/31)で、上場企業ももちろん大部分が3月決算。そして日本の会社法では決算期が終了後、3ヶ月以内に定時株主総会を開催することを求めている。そのため、多くの上場企業の株主総会が6月に開催されている。そしてなるべく期限ギリギリにしたいとか色々な理由から月末近くの木曜日に開催日が集中する傾向が強い。
今年は一体いつが集中日なのかというのを調べてみた。過去にも調べているが、前回調査から5年も間があいてしまった。
株主優待侍「株主総会2016年6月(2016年3月決算)の集中日は?」
株主優待侍「株主総会2017年6月(2017年3月決算)の集中日は?」
なお調査方法は以下のサイトを利用した。
日本経済新聞:株主総会スケジュール
こちらで調べた所、「2023年06月」での検索結果:2365件となり、そのうち各日の分布が以下の表の通り。
日付 | 曜日 | 数 |
---|---|---|
6月1日 | 木曜日 | 0 |
6月2日 | 金曜日 | 0 |
6月3日 | 土曜日 | 0 |
6月4日 | 日曜日 | 0 |
6月5日 | 月曜日 | 0 |
6月6日 | 火曜日 | 0 |
6月7日 | 水曜日 | 0 |
6月8日 | 木曜日 | 0 |
6月9日 | 金曜日 | 4 |
6月10日 | 土曜日 | 0 |
6月11日 | 日曜日 | 0 |
6月12日 | 月曜日 | 0 |
6月13日 | 火曜日 | 10 |
6月14日 | 水曜日 | 11 |
6月15日 | 木曜日 | 19 |
6月16日 | 金曜日 | 41 |
6月17日 | 土曜日 | 5 |
6月18日 | 日曜日 | 1 |
6月19日 | 月曜日 | 13 |
6月20日 | 火曜日 | 93 |
6月21日 | 水曜日 | 110 |
6月22日 | 木曜日 | 186 |
6月23日 | 金曜日 | 406 |
6月24日 | 土曜日 | 26 |
6月25日 | 日曜日 | 5 |
6月26日 | 月曜日 | 59 |
6月27日 | 火曜日 | 349 |
6月28日 | 水曜日 | 395 |
6月29日 | 木曜日 | 622 |
6月30日 | 金曜日 | 10 |
2,365 |
最多は6月29日(木)の622社で、集中率は26.30%。月末近くの木曜日ということで予想通り。次がその前の週の6月23日(金)で406社、集中率は17.17%。こちらは木曜日ではなく金曜日になった。なお、最終週の6月27日(火)、6月28日(水)、6月29日(木)の3日間に1,366社が株主総会が開催され6月開催企業の半分以上57.76%が集中している。
従来からなるべく株主総会開催日をずらして多くの株主が出席できるように呼びかけられているが、なかなか減らない。2015年は39%、2016年は32%、2017年は29.6%だったので徐々にではあるが分散化は進んでいるようだ。図にすると以下;

なお曜日分布では木曜日>水曜日>金曜日>火曜日>月曜日>土曜日>日曜日の順。土日開催は37社でわずか1.56%。なぜか月曜日もかなり少ない。この株主総会日が決まった頃にはコロナで来場を想定していないとは言え、ネット配信も増えてきておりもう少し分散してもよさそうなものだが。
曜日 | 数 |
---|---|
月曜日 | 72 |
火曜日 | 452 |
水曜日 | 516 |
木曜日 | 827 |
金曜日 | 461 |
土曜日 | 31 |
日曜日 | 6 |