数年前から株主優待としてプレミアム優待倶楽部を採用する企業は増加中。この2020年12月も3社が増えて、9社となった。その中の1社にプレミアム優待倶楽部を運営する、ウィルズも初参入。
株主優待としては自社商品・サービスを提供するのが定番だが、企業向けサービスであったり消費者に直接関わらない商品を提供している企業では一般的に喜ばれる商品を購入して株主に提供してきた。かつて定番はお米やお米券、図書カードであり、それがQUOカードやギフトカードなどが増加、カタログギフトもあるが高額になりがちだった。プレミアム優待倶楽部は、2018年頃から採用する企業が急増している。
株数に応じて柔軟に付与ポイントを変えたり、保有期間に応じた優遇。翌年への繰り越しや他社のポイントと合算できるWillsポイントに交換することも可能。商品数は2,000点を超え、自社商品がその中に入っている場合もある。極めて柔軟なサービスで使い勝手がよい。
12月に権利がある9社の中で、投資資金が最少なのが[2436]共同ピーアールの9万円台。優待利回りが高い[1431]Lib Workの2.92%。ただ投資金額が200万円必要なのが難点。ここと[2436]共同ピーアール、[2499]日本和装ホールディングスが、2%を超えているが、他社はほとんど1%未満となり率はよくない。
ただし、プレミアム優待倶楽部では一般的な株主優待と違って最低単位の優待利回りが一番好いというのと違い、株数が増えたときに優待利回りが大きくなることがある。そこで個別銘柄の各株数の優待利回りを列挙していく。なお配当金予測が未定の銘柄もあり、配当利回りはあまり参考にならないかもしれない。煩雑なため2年目以降の優待の表示は省略した。
続きを読む