東証一部上の日本フイルコン[5942]が株主優待制度の変更を発表しました(PDF)。
ワインがもらえる株主優待を持つ魅力の優待株。優待自体が少ない11月末日に権利日があり、しかも10万円以下で買えるので毎年権利取得のラインナップに入ってくる。
現行の優待制度は:
今回の優待は「長期にわたり当社株式を保有していただいている株主の皆様のご支援に報いる」目的で、ワインをもらうには1年以上保有する必要があるという長期保有条件が追加された。
ただし、単に長期保有条件を追加しただけではなく1年未満の株主にはQUOカードを進呈する優待を追加している。これはありがたい。
最近、株主優待が広く普及したことで1日株主が増えている。企業によっては権利日前後だけに取引が活発化し、優待コストなどが増加する一方、権利日以外の長期間の需要が低くなり優待による株式取得の魅力を高めることができていない。このため株主優待を取得するために長期保有条件を追加する企業が増えてきた。
この場合には、1年以上保有で初めて株主優待がもらえるようにする企業が多いのだが、これは既存株主には何の問題もない。逆に売却すると優待をもらえない期間ができてしまうのでなるべく売却せず保有を続けようという動機付けになりプラスの影響がある。が、新規に購入しようという株主にとっては優待目的ではなかなか変えず、株式の魅力を増しているとは言えない。
そこで日本フイルコンは従来からあるワインには1年以上という条件を付けるだけではなく、1年未満の株主にもQUOカードという優待を付けることでまず株主になって貰い、さらにその株主が長期保有をしてもらえるような制度に変更した。
新しい株主優待制度は;
100株購入して次の11月末日の権利を取得した場合500円のクオカードがもらえるが、現在の株価584円で計算すると優待利回りは0.86%と平凡。配当金予測は11円で配当利回りは1.88%。
今すぐ購入して5月末日の名簿に掲載されても11月末日では連続2回ということになり1年以上保有の条件には達しない。
※追記:IR末尾の注意書きを見落としていました。平成29年5月末日の名簿に掲載されていて次の平成29年11月末日に連続して保有していれば、それ以前に保有したことがなかったり連続してなくても、1年以上とみなしてくれるようです。
私は日本フイルコンは連続して権利取得しているが、ヒットアンドアウェイ対象で権利取得したら売却しているので、5月末日の名簿に掲載されないと連続条件をクリアできない。ということで4月権利の株を売却した資金であわてて購入することにする。
日本フイルコンは製紙用の網など産業用フィルター、コンベア、電子マスク等消費者からは見えない商品を扱うメーカーで非常に地味な銘柄。PER、PBRの株価指標も非常に低い。株価もわりと上下動が少なく長期で持ってもそれほど気をもむことは少ないかなと思う。
今回は関係ないが、長期保有条件を追加する場合に単に同じ株主番号を継続するだけでなく「1単元以上保有で」など株数の条件を追加する企業も増えてきている。端株を使ったリスク回避策が割と使われているということだろうか。
株主優待ランキング
ヤフーファイナンス[5942]
株価:584円(4/25)
単元株数:100株
必要資金:58,400円
配当予測:11円(1.88%)
PER:6.79倍
PBR:0.68倍
権利確定月:11月末日
ワインがもらえる株主優待を持つ魅力の優待株。優待自体が少ない11月末日に権利日があり、しかも10万円以下で買えるので毎年権利取得のラインナップに入ってくる。
現行の優待制度は:
権利確定月 11月末日
株主優待の内容
ワインを贈呈
100株以上 1,000円相当品
1,000株以上 2,000円相当品
今回の優待は「長期にわたり当社株式を保有していただいている株主の皆様のご支援に報いる」目的で、ワインをもらうには1年以上保有する必要があるという長期保有条件が追加された。
ただし、単に長期保有条件を追加しただけではなく1年未満の株主にはQUOカードを進呈する優待を追加している。これはありがたい。
最近、株主優待が広く普及したことで1日株主が増えている。企業によっては権利日前後だけに取引が活発化し、優待コストなどが増加する一方、権利日以外の長期間の需要が低くなり優待による株式取得の魅力を高めることができていない。このため株主優待を取得するために長期保有条件を追加する企業が増えてきた。
この場合には、1年以上保有で初めて株主優待がもらえるようにする企業が多いのだが、これは既存株主には何の問題もない。逆に売却すると優待をもらえない期間ができてしまうのでなるべく売却せず保有を続けようという動機付けになりプラスの影響がある。が、新規に購入しようという株主にとっては優待目的ではなかなか変えず、株式の魅力を増しているとは言えない。
そこで日本フイルコンは従来からあるワインには1年以上という条件を付けるだけではなく、1年未満の株主にもQUOカードという優待を付けることでまず株主になって貰い、さらにその株主が長期保有をしてもらえるような制度に変更した。
新しい株主優待制度は;
保有株式数 | 1年未満 | 1年以上継続 |
---|---|---|
100株以上1,000株未満 | 500円QUOカード | ワイン1本 |
1,000株以上 | 1,000円QUOカード | ワイン1本(限定品) |
100株購入して次の11月末日の権利を取得した場合500円のクオカードがもらえるが、現在の株価584円で計算すると優待利回りは0.86%と平凡。配当金予測は11円で配当利回りは1.88%。
※追記:IR末尾の注意書きを見落としていました。平成29年5月末日の名簿に掲載されていて次の平成29年11月末日に連続して保有していれば、それ以前に保有したことがなかったり連続してなくても、1年以上とみなしてくれるようです。
※ただし、初年度については、同一株主番号で、平成29年5月31日および同年11月30日現在の 株主名簿に2回以上連続で記載または記録された株主様は、1年以上継続保有の株主様とい たします。
私は日本フイルコンは連続して権利取得しているが、ヒットアンドアウェイ対象で権利取得したら売却しているので、5月末日の名簿に掲載されないと連続条件をクリアできない。ということで4月権利の株を売却した資金であわてて購入することにする。
日本フイルコンは製紙用の網など産業用フィルター、コンベア、電子マスク等消費者からは見えない商品を扱うメーカーで非常に地味な銘柄。PER、PBRの株価指標も非常に低い。株価もわりと上下動が少なく長期で持ってもそれほど気をもむことは少ないかなと思う。
今回は関係ないが、長期保有条件を追加する場合に単に同じ株主番号を継続するだけでなく「1単元以上保有で」など株数の条件を追加する企業も増えてきている。端株を使ったリスク回避策が割と使われているということだろうか。
株主優待ランキング
ヤフーファイナンス[5942]
株価:584円(4/25)
単元株数:100株
必要資金:58,400円
配当予測:11円(1.88%)
PER:6.79倍
PBR:0.68倍
権利確定月:11月末日