株主優待侍 : すかいらーく：食事券 2017年12月権利(3197)・優待利回りだけで4%大盤振る舞い

株主優待侍

楽しみながら投資をする。株価の騰落に一喜一憂することなく、長期で投資を継続し、インカムゲインを享受し続ける。それに役立つ、情報として株主優待の受け取った記録を残し、株主総会・株主交流会・決算説明会などの出席記録、株式取引に関する雑記、銘柄比較を中心に書いていきます。記事中にアフィリエイト広告リンクすることがあります。

3/20 すかいらーくから株主優待券が届いた。ゆうメール。株主総会招集通知が別便で先に届いたのに優待券がなかなか届かないからやきもきしました。

500株保有なので500円券×18枚綴り×2冊。計18,000円分。有効期限は2019年3月31日と約1年間ありますが、年2回あるので半年を目処に使っていかないとどんどんたまっていく。ということは月3,000円分。1回1枚なら6回、1回2枚なら3回になります。ガストの日替わりランチで使うことが多いのですが、色々な季節ごとに期間限定メニューも試したいのでそういう場合には2枚使っています。大体週1回ペースでガストに行ってます。100株保有の場合の優待利回りは4.05%。

すかいらーくグループではクオカードが使えるお店が多いのですが、2018年6月30日でクオカードの取り扱いを終了することになってしまい残念です。クオカードは株主優待としてもらっているものが沢山あるので、株主優待券と組み合わせることで金額を気にすることなく使えていたのですが、これからはなるべく1,000円丁度になるようにメニューを組み合わせる必要が出てきます。現在、どういうメニューがよいか研究中。

2016年12月31日現在で親会社ベインキャピタルがすかいらーくの株式の39.26％を保有していました。これを今期中の3/27、6/15、11/21の3回に渡って保有する全株式を売却。これでベインキャピタルの保有株数は0となりました。2017年12月31日時点の株主構成を見ると保有割合1位の株主でも2.74%となっています。ベインキャピタルがすかいらーくをMBOしたときから、いずれ再上場させて保有株式を売却して売却益を得ることが目的であることはわかっていました。そのためにすかいらーくの企業価値を向上させるための経営を行ってきたところ。今回も大量の株式をなるべく市場に影響を与えることのないように海外の長期投資ファンドへ市場外での売却をおこなっている。

なので直接東証での流動株が増えて需給悪化からの株価下落があるわけではないが、これらの投資家が資金を得るために将来的に売却するだろうという予測から需給悪化懸念で株価が下がるのはある程度は仕方ない。

また、今回ベインキャピタルがすかいらーく株式を売却するため株価を釣り上げる目的で株主優待制度を拡充したと予測する人もいます。そのため全株売却済みとなり株価を維持する理由がなくなり優待制度改悪を予測する人もいる。が私はその考え方を取りません。これまでは再上場後も大株主が3分の1以上保有して安定株主となって経営陣を支えてきました。が、これからは大株主がなくなりました。もし企業価値に比べて株価が低くなった場合、誰かが敵対的買収してきたときに対抗することができません。安定株主がいないのですから無理です。そこで、個人投資家に幅広く保有して貰うことで株価を支えて欲しい。そういう目的があるはずです。株価が高い状態であれば大きな資金をかけなければ買収できないので、採算がとれないとして諦めるかも知れません。親会社によるサポートがなくなったので、替わりとして個人株主によるサポートを得ようとしていると思います。そのため短期間で優待制度を改悪するとは考えにくいです。

ただ株主優待コストの増加が業績に影響を与えているという話もあるその点は注意が必要でしょう。貸借対照表を見ると期末時点で13億円弱の株主優待引当金があります。昨年3月発行分と3倍増したあとの9月発行分との残りです。未使用分が全体のどの程度かわかりません。年間発行量を引き当て分の3倍と仮定した場合には39億円。売上高が約3,600億円弱なので1%強程度。コストに敏感な外食産業とすれば1%はかなり大きなものかもしれません。が年間コストの予測としてこれはあまりにも根拠が乏しい。できれば株主総会で誰かが、株主優待の年間コストを聞いて欲しいなあ。

業績は増収減益。株主数は370,509名。