千趣会の株主総会に参加してきました。
日時:2018年3月29日(木)午前10時〜
場所:メルパルクホール 大阪
出席者数:ホール1階席(738席)の7割程度と思う。500名前後と思う。
お土産:受付時手渡し
・料理教室FOOVERの1,000円割引券
式次第:
・社長挨拶
・監査役の報告
・報告事項の報告
・決議事項の上程(〜10:30)
・質疑応答(〜11:39)
・採決(〜11:43)
閉会&新任役員の挨拶
大幅赤字と資本注入による救済という事態のため時間を限らず質問者がいなくなるまで質疑に時間をかけ1時間超の質問時間となった。
質問者:12名23問
質問が多いので適当にまとめて概要のみを記す。
□資本注入関連
・種類株の償還見込み……A株(25億円)は2年目処に償還する。B株は普通株式への転換の可能性もある。
・借入利率のほうが安いのでは?……多額の赤字で同一条件では難しい。経営支援込みのコストと考えている。
・未払い累積配当は株式転換する?……365千株〜731千株/年の効果がある。
・未払い累積配当に経過利息は?……発生しない。
・減資しないのか?……メリットが少ない。
・剰余金が少なく今期の優先配当が支払えないのでは?……赤字にならなければ支払える資本を今回の議案で提出している。
・JFR……資本提携は解消する方針。時期や額などは未定。その分の資金も今回の資本を使う。業務提携は継続する。
□新中期経営計画について
・70億円の投資の内訳。半分は専門店型ECプラットフォームのシステム開発費用。残りはブライダル・保育園の出店費用とする。
・不採算ジャンル……婦人服アウター→売れる物売れない物を細かく分析して対応する。紳士服アウター→撤退。
・伸ばすジャンル……大きなサイズ(ネット向きのニッチ市場)、家具(高利益)
・海外事業……中国向けはベビー服・子供服が年率50%以上の拡大。最大手2社の通販サイトを通じて販売するほか、日本からの越境販売サイトにも出店した。
□通信販売サイト
・客からの要望窓口がわかりにくい……改善する。商品レビューからの要望やコールセンターへの苦情等はすべて商品開発担当と共有して改善に活かしている。
(わかりにくいというけど、左サイドメニューにリンクがあった)
・アウトレット品……アウトレット店(北浜等)で処分。大量にある場合にはブランドを毀損しないよう海外で販売する業者に卸す。
・ターゲット層……60代以上向けはフィールライフをJFRから買収した。細分化して商品開発や販売手法もターゲット別に違う手法で行う。
□その他
・内部通報……保育園スタッフからのもので対応済み。
・18年決算営業利益会社予測16億円の黒字、四季報では15億円の赤字で31億円も差がある。この点どう考えるのか?……四季報の判断はわからないが会社予測達成には自信がある。
※四季報には「大幅採算改善で黒字化見込む会社計画は過大」と記載されている。
過去記事;
株主優待侍「株主総会:千趣会 2016年12月期」