シーズホールディングス[4924]は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社が公開買い付けを行うことを発表した(PDF)。またこの公開買い付けに同意することも発表(PDF)。そしてこの公開買い付けが成立することを条件として、2019年1月末日権利の株主優待を廃止し、2019年7月期の配当金を無配とすることを併せて発表した(PDF)。

公開買付期間:2018 年 10 月 29 日(月曜日)から 2019 年1月 10 日(木曜日)まで(48 営業日)
公開買付価格:1株につき 5,900
公開買付株数:発行済み全株式、ただしJ&J、CilagおよびCICの所有株、自己株式を除く
買付予定数の下限:9,144,100 株(所有割合:18.80%)

シーズホールディングスはドクターシーラボ、ラボラボ等のブランドの化粧品の製造販売、またエステサロンの運営もやっている。ジョンソン・エンド・ジョンソンとは資本業務提携を行っており、既にCilag経由で9,679,300 株(所有割合:19.90%)を所有している。また創業家の資産管理会社CICは13,600,000 株(所有割合:27.96%)を所有している。




買付予定数の下限に応募株数が達しない場合には、買い付けは不成立。下限を超えた場合には、応募全株式を買い付ける。下限を超えた場合、発行済み株式数の3分の2を超える。

公開買い付けが成立後、会社は非公開化される。株主優待は廃止される。

公開買い付け価格の5,900円は10/23終値である3,800円に55.3%のプレミアムが付いており成立は間違いないだろう。残念だが手放すしかない。公開買い付けに応募すると5,900円を受け取れるがSMBC日興證券に株式を移管する必要があり、面倒なので5,900円に近い価格まで市場価格が上昇するのを待って売却したほうが資金入手が早まり手軽なのではないかと思う。

今年は6月に6,000円以上を付けていた時期がありそれより低くて残念な面はあるが、だからこそ割安でTOBをかけるのに好都合と判断したのだろう。

数が少ない1月権利銘柄がなくなるのは非常に残念だが利益が大きいのでよしとしよう。なお私の平均取得単価は1,222円。5,900円で売却したと仮定すると利益は1株あたり4,678円。20%源泉徴収されてしまうので使える資金は少し減ってしまうが、この資金の使い道は少しもて余しそうだ。主として12月権利の銘柄およびJ-REIT等の高配当銘柄に割り振るべく検討しようと思う。

※追記:11/1 TOB関連の書類が郵送で届きました。既に市場にて売却済みなので無関係なのですが。
なお、株価は順調にTOB価格にさや寄せし10/26に5,890円を付けた後徐々に値を下げて11/1時点終値は5,850円。私は10/27に5,880円で売ろうとして売れずに、結局5,850円で売却しました。欲をかきすぎるのはよくありません。素直に成り売りしておけばよかった。




ヤフーファイナンス[4924]
株価:3,800円(10/23)
必要株数:200株※単元は100株
必要資金:760,000円
配当予測:60円(1.58%)
PER:28.43倍
PBR:5.38倍
権利確定月:1月末日


chart.yahoo.co


株主優待の内容
所有株数に応じてドクターシーラボ商品セット等を贈呈
①アクアコラーゲンゲル エンリッチリフトEX
②VC100 エッセンスローション
③鉄&カルシウム マルチミネラル
④美禅食ゼリー(1個)
⑤薬用アクアコラーゲンゲル スーパーモイスチャーEX 50g
⑥UV&WHITE モイスチャーミルク50+
⑦ハーバルクレンジング ローションO2
⑧フォトホワイトC 薬用ホワイトニングマスク
⑨青汁
200株以上 10,000円相当(①50g、②〜④)
400株以上 20,000円相当(①50g、②〜⑦)
600株以上 30,000円相当(①120g、②〜⑨)
※2018年1月末現在の株主名簿に記載または記録された株主が対象