金券は汎用性が有り、有効期限もなく現金配当にかなり近い。それだけ特徴もなく利回りが重要な選択基準になる優待品。なので、各月で金券を贈呈している銘柄を必要資金、優待利回りで比較し、よさそうな銘柄をピックアップできることを目的に集計している。
なお一般的には金券とされているおこめ券の使い方がよくわからないのでここでは対象にしていない。スーパーやドラッグストアでお米以外にも使える金券同様の使い方ができる場合があるようだが、各社のホームページで明示している例が少なく経験を積み重ねていかないとわからず使い勝手が悪い。また、1年以上保有しないともらえないものは省いている、新規にこの5月の権利を取得してもらえる銘柄のみ。
5月権利の株主優待は38件
うち、買い物券・プリペイドカードは15件
昨年リストアップしたのは12件だったが、今回は13件。新規は[4430]東海ソフトだが、一部上場記念の優待で今回限り。
株主優待侍「5月権利の金券優待一覧 2019年」
□概要
特別優待利回りが高い銘柄はない。20万円以下の中では、ニッケ、三機サービス、タマホームが配当利回りが高くなっている。コロナショックでの株価急落により配当利回りがかなり高くなっているせいだが、その分で減配リスクも高いといえよう。
5万円以下で買えるのはメディカルネットのみ。資金が少ない場合には魅力的。
10万円以下の銘柄では、大光が年2回で総合利回りが2.5%超、東海地方であれば金額が倍のアミカ商品券と交換してもらえるので利回りがさらに上がる。ニッケも年2回かつ総合利回り4%近い。岡山製紙も株価指標が割安。
20万円以下では、株価急落した三機サービスが配当利回り2.54%、タマホームが配当利回り5.52%になっており急に魅力が増した。配当金を継続できるだけの業績が維持されるのかどうか慎重に見極める必要がある。東海ソフトは今回限り。
□個別銘柄
[3645]メディカルネット/5月末日/QUOカード 500円
[6552]GameWith/5月末日/QUOカード 1,000円
[3160]大光/11月末日・5月末日/QUOカード 500円
※店舗に持っていくと、倍額のアミカ商品券と交換してもらえる
[3201]ニッケ/11月末日・5月末日/QUOカード 500円
[3892]岡山製紙/5月末日/QUOカード 500円
[6044]三機サービス/5月末日/QUOカード 1,000円
[4430]東海ソフト/5月末日/QUOカード 1,000円
※2020年5月末のみ 東証及び名証市場第一部銘柄指定記念株主優待
[1419]タマホーム/11月末日・5月末日/QUOカード 500円
※3年以上で1,000円に増額。
[9265]ヤマシタヘルスケアホールディングス/5月末日/QUOカード 500円
※1年以上、3年以上で増額。
[7487]小津産業/5月末日/QUOカード 1,000円
※200株以上で、ティッシュペーパー、トイレットペーパー詰め合せ
[4465]ニイタカ/5月末日/ジェフグルメカード 500円
※11月末日も優待があるが、別の優待品
[9765]オオバ/5月末日/QUOカード 1,000円
※1年以上で増額。100株単元の場合、1年未満保有は優待なし
※11月末日も優待があるが、5,000株以上
[3139]ラクト・ジャパン/5月末日/QUOカード 1,000円
※3年以上保有で3,000円のカタログギフト
□金券銘柄以外
5月は優待権利が少ないのでそれ以外の銘柄で興味のあるものを上げる。
[2493]イーサポートリンク/5月末日/青森県産100%りんごジュース
必要資金97,300円
※以前取得したことがあるが、とても美味しいジュース。
[7921]TAKARA & COMPANY/5月末日/選べるギフト1,500円相当
必要資金182,400円
※宝印刷から社名変更。
※3年以上保有で2,000円相当。
[3544]サツドラホールディングス/5月15日/「サッポロドラッグストアー商品券」または「名産品」を選択
必要資金213,900円
※末日権利でないので狙いやすい。ここ2年ほど続けて取得している。
[3297]東武住販/5月末日/下関市にゆかりのある食品(1,000円相当)
必要資金126,400円
※3年以上保有になると2,000円以上になる。1,000円相当だとふぐ関連あるのかなぁ?
[2462]ライク/5月末日/プレミアム優待倶楽部(200株以上、2,500ポイント)
必要資金317,200円
※長期保有優遇あり
300株以上で優待利回りが高くなる、細かい区切りで徐々に持ち株を増やしやすい。
300株以上で優待利回りが高くなる、細かい区切りで徐々に持ち株を増やしやすい。