百貨店(デパートメントストア)は、新型コロナウイルスCOVID-19流行時には大打撃を受けた業種の一つである。人流により人が大勢集まる場所であり、さらにインバウンド需要を強く受けていたため。業績悪化ももちろん、株価も大幅に下がった。2類から5類に指定変更され、外国人観光客の受け入れや人の流れが正常化して業績は急回復。

それにつれて株価も右肩上がり。2年チャートで見るとどこもいい形。下は[8233]高島屋の2年チャート。
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株主優待侍「百貨店の株主優待
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前回比較した記事は2016年だった。この頃は1,000株単元の銘柄も多かったが、東証の申し入れですべて100株単元に統一された。単純に単元を1,000株→100株にしたことろもあれば、5株を1株に統一してさらに100株単元にするなどもあり。それにともない若干株主優待制度も変更あり。株主優待を受けるのに200株または500株以上必要で単元ではもらえないものもあるので要注意。また、親子上場していた子会社がTOBにより上場廃止したものもあり。[8245]丸栄、[8251]パルコ、[8257]山陽百貨店、[9829]ながの東急百貨店が上場廃止。[8254]さいか屋は[2927]AFC-HDアムスライフサイエンスの関連会社になったが上場は維持。なおAFC-HDは株主優待制度があるが、百貨店優待はないようなのでまとめには入れていない。

他に前回もれていた百貨店も入れた。電鉄親会社の優待に漏れていたものも追加。

百貨店優待では基本的に百貨店での買い物の割引で、株主優待カード式のものと割引券のものがある。割引率も5%から10%とさまざま。カード式の場合でも年間上限額の設定があることがおおい。また、支払い方法では現金か自社クレジットカードでの支払いに限定しているものが多い。自社主催有料催事の無料入場(多くは本人+同伴1名)。興味のある催事が何回か開催されれば、優待利回りがすごいことになるのだが、自分が権利をとった時期はコロナ期間だったので、催事少なめであまり恩恵を受けられなかった。


百貨店は2月決算または3月決算が多く、年2回のところが多い。


[3086] J.フロントリテイリング
[3099] 三越伊勢丹ホールディングス
[8233] 高島屋
[8237] 松屋
[8242] エイチツーオーリテイリング
[8244] 近鉄百貨店
[8247] 大和
[8254] さいか屋
[8260] 井筒屋
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[9005] 東京急行電鉄
[9006] 京浜急行電鉄
[9007] 小田急電鉄
[9008] 京王電鉄
[9009] 京成電鉄
[9041] 近鉄グループホールディングス
[9042] 阪急阪神ホールディングス
[9045] 京阪ホールディングス
[9048] 名古屋鉄道
[9052] 山陽電気鉄道