[3252]地主株式会社が株主優待制度の廃止を発表した(PDF)。この変な名前の会社は以前は日本商業開発株式会社と言って、株主優待としてジェフグルメカードを贈呈していた。その後、グルメカタログの贈呈に変更されたが選択商品の中にジェフグルメカードがあり毎回ジェフグルメカード3,000円分をもらっていたので、これがなくなるのは相当痛い。2023年12月31日時点の株主への贈呈が最後となる。年2回あったので年間で6,000円分。

さらに、[3484]株式会社テンポイノベーションは優待制度を改定しており昨年は300株以上に贈呈していたジェフグルメカードを今年は500株以上からの贈呈になる。さらに1年以上継続保有が必要なので売るに売れない。ビジネスモデルが気に入っているので長期保有することはやぶさかではないのだが、株価がずっと右肩下がりでかろうじて残っている含み益がどんどんなくなってきていて握力が弱まってきている。今年の3月の権利を取るべきなのか、それとも早めに撤退したほうが利益が残りいいのかわからず悩んでいる。こちらは新しい優待基準では10,000円分もらえるのでかなり悩ましい。
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かつてジェフグルメカードを優待で提供していた[7959]オリバーは、上場廃止。ついでに言えば[9369]キューソー流通システムは6ヶ月間の継続保有条件がついたりして新規参入が難しくなってきている。[3065]ライフフーズは、マイルールで新規投資しないことになっている無配銘柄。前から権利を取っているのでマイルール上は買ってもいいのだが、昨年から導入したルールで利回りが低いので投資対象から外しているが、今回比較してみたところ、無配ゆえ総合利回りは低いが、優待利回りだけを見ると他のジェフグルメカードに比べると高いことがわかった。もし、テンポイノベーションの権利を取らないことに決めた場合にはジェフグルメカードの絶対数が足りなくなりそうなのでもう一度検討してみたい。


ジェフグルメカードは外食向け金券。
・全国35000店舗で使える
・有効期限がない
・お釣りがもらえる
非常に使い勝手がよい。株主優待券が使えるお店でも使えるお店が多く、優待券の額面に縛られずに自由に注文できるので大変重宝している。

株主優待券とジェフグルメカードの両方が使えるお店は以下;
・[7550]ゼンショーホールディングス(ココス、ビッグボーイ、ジョナサン など)
・[8179]ロイヤルホールディングス(ロイヤルホスト、てんや、カウボーイ家族 など)
・[9861]吉野家ホールディングス(吉野家など)
・[3197]すかいらーくホールディングス(ガスト、夢庵、藍屋 など)
・[7630]壱番屋(CoCo壱番屋 など)
・[9942]ジョイフル(ジョイフル)
・[3065]ライフフーズ(ザめしや、街角屋 など)
・[8163]SRSホールディングス(和食さと など)
・[8160]木曽路(木曽路 など)
などなど他にも多数あり。ただし、上記グループ内でも使用できないブランドや店舗がある。



□銘柄情報

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ジェフグルメカードをもらえる銘柄は9社。ライフフーズは最低株数よりも200株の時のほうが優待利回りが高いので100株・200株の2行に分けた。なお、ジェフグルメカードの公式サイトには株主優待情報を掲載するページがあり、ここには7社がリストアップされている。

・[6405]鈴茂器工/3月
・[6086]シンメンテホールディングス/2月
・[3153]八洲電機/9月
・[9369]キユーソー流通システム/11月 ※6ヶ月以上の継続保有
・[3065]ライフフーズ/2月・8月
・[4465]ニイタカ/5月・11月
・[3484]テンポイノベーション/3月 ※1年以上の継続保有
・[6823]リオン/3月 ※取得経験なし
・[5982]マルゼン/2月・8月 ※取得経験なし


優待利回りはテンポイノベーションの2.15%が最高だが、他は低い。ライフフーズの200株のときの0.88%が高い方で、他は高くても0.5%強。[6405]鈴茂器工は前回調査時にはリストアップしておらず見逃していたのか、それ以後に新設したのかは不明。配当利回りが高いし約10万円で買えるのもいい。

10万円以下の銘柄はなく。20万円以下は6社。他は20万円超と比較的高め。