株式投資で売買注文を出すやり方で、ふた通りの方法がある。成り行き注文と指し値注文。自分の場合、ほぼ毎回成り行き注文を使っている。というのも、購入あるいは売却を決めた場合にはあまり特定の株価で○○円だったら買いだけど、○○円+10円になったら買えないというような精密な分析をしているわけではないから。指値をする場合にもその値段自体に意味がない。であれば、今日買えるか明日買えるかとか今日も買えなかったとかあれこれ気にするのが嫌なので、成り行き注文で即座に約定してほしい。

短期売買で利益を出すのであれば、いくらで買うのかというのは重要な要素だと思う。テクニカル分析により売買判断をしているのであれば株価が判断材料になるのは当然だ。が、自分は短期的な値上がり益を求めての売買はしない。基本的には長期的に保有して、その間の配当金や株主優待を受け取ることが目的。結果として株価上昇の恩恵も受けられたら幸せだが、それ自体を目的とはしていない。



なので、銘柄の検討をした時に株価水準は配当利回り/優待利回りを算出する上で重要だが、利回りが0.01%変わったから魅力度が変わるかというとそんなことはまずない。

不思議なことに、指し値注文をしていた頃は、買い注文では指値に達せずに株価が上昇して翌営業日には少し高値で再注文しなければならくなり、さらに翌日にはさらに高値注文する羽目に陥ることがしばしばあった。結局成行で買っていたほうが安く買えたという結果になることしばしば。あるいは、少しでも得をしようと少し安いところで指値していたらすぐに約定して、さらに株価が下落していき含み損を抱える結果となることも一度や二度ではない。なので呼値の数個分程度であればさして違いがない、約定することが肝心だという考え方をするようになって今に至っている。

とは言えチャートは見る。株価が下落トレンドだと現時点で魅力的に見えても長期保有向きかどうか考える。また急騰直後の場合は、高値掴みになるのではと心配にもなる。保有中に含み益があると安心感があるし、含み損があると居心地が悪い。だからなるべく安値で買いたい気持ちはある。が、もちろん今安いのか高いのか判断する能力が自分にはないので、下落傾向・急騰直後の場合には少し待つという位しかできることはない。

結局、欲しいと思ったらすぐ欲しいから成り行きで買う。もういらないと思ったら、1日も早く手放したいので成り行き売り。こういう検討をするのは大体夜間などで市場が動いていない時なので、翌営業日の前場寄り付きで約定することになる。ただし、出来高の少ない銘柄の場合には成り行き注文をすると、想定外の高値で購入することになったり、安値で売却することになったりすることがあるので、この値段ならいいかな、という大雑把な価格で指し値注文をする。

自分の場合には株価数千円の銘柄しか扱わず、売買単位が1単元ということがほとんど。なので株価数円の違いが数百円かせいぜい一千円程度でしかない。であれば買えない/売れないというストレスを感じるよりも、さっさと約定して気持ちを安らかに持つ方が自分には合っている。