奈良国立博物館で開催中の第76回 正倉院展を観覧。

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毎年秋開催が恒例となっている正倉院展。今年は下記の会期で開催されている。

開催日時:令和6年(2024)10月26日(火)~11月11日(月曜日)
※会期中休館日なし
開館時間:午前8時〜午後6時(金・土・日、祝日は午後8時まで)
※入館は閉館60分前まで
観覧料金:一般2,000円/高大生1,500円/小中生500円/キャンパスメンバーズ学生400円


前回来館時に[2359]コアの株主優待で奈良国立博物館メンバーシップカードを作成していたので、無料で入館。本来日時指定券が必要なのだが、メンバーシップカード保持者は指定券なしでも観覧可能。時刻を指定して入場するのは苦手なので、このカードがなければ今回は来館していなかった可能性大。なのでありがたい優待だ。なお、前回は特別展の待機列に並んで特別展の入場券売り場で手続きをしたのだが、仏像館のほうのチケット売り場で手続きができたようだ。

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今回の目玉展示は七宝で華麗に装飾された世界でも珍しい鏡「 黄金瑠璃鈿背十二稜鏡(おうごんるりでんはいのじゅうにりょうきょう )」や、聖武天皇が実際に使ったと考えられている肘置き「紫地鳳形錦御軾(むらさきじおおとりがたにしきのおんしょく)」、魚の形をしたアクセサリー「 深緑瑠璃魚形(ふかみどりるりのうおがた) 」、木製の献物箱「緑地彩絵箱(みどりじさいえのはこ)」など。いずれも美しい出来栄えで1,300年も前に作られていたものとは思えない出来栄え。錦御軾と魚形瑠璃は現代に再現されたレプリカも展示されていた。レプリカは触れると思っていたのだが、本物同様にガラスケースに入っていて触れなかった。レプリカとは言え大変な苦労をして作成してこの世に一品しかない貴重なもので仕方ないのかもしれないのだが、せっかく再現したのだからもう少し身近に感じたかった。

日時指定券が必要なので、長蛇の入場待機列はなくスムーズに入場できた。第一展示室に目玉展示が集中しているので、ここは大混雑。しかも展示品のうち一番右側に人がかたまっていて、さらにその人が移動するのを待っているらしき人もその右側に塊る。小さな展示物は仕方ないが、横長の場合には少し左に連れたら結構ガラガラ。そしてその後の展示室内は比較的が人が少なくスムーズに観覧可能だった。室内も第一展示室は暑かったが、その後の展示室では涼しく感じた。

数ヶ月前に観覧したばかりなので仏像館の展示は今回はパス。代わりに正倉院外構を見るために少し足を伸ばした。
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