優待投資家の皆さんの中には「総合利回り4%以上だから合格🈴」なんて言っている人は少数派なのかもしれない。自分も参加しているブログランキングの中の他の優待投資家の方々のブログを見ることがあるのだが、著名な皆さんはしっかり企業研究をして投資判断をしていらっしゃる方々が多いようだ。自分も「この優待品が欲しいから」とか「総合利回り4%以上だから」というのが始まりなんだが、それでも一応企業情報などを見て検討はしている。

今回は業績数字のうち、どこを見ているのかを説明する。

□指標:配当利回りと配当性向


自分が株式投資をする目的はインカムゲイン。株主優待も大事だが、やはりインカムゲインの中核は配当金。沢山配当金が出れば、それだけ普段使えるお金が増えて生活が豊かになる。投資額に対する配当金の割合を示す配当利回りは最初に見る指標だ。

配当利回り = (予測)1株あたり配当金(年額) ÷ 1株あたり株価



だが配当金が多いからと言って、たまたま今期だけ多いケースもある。この配当金が継続的に出せるかどうかは大事な点。だから配当金の毎年の推移を見る。景気循環株などで業績がいい時には沢山だし、割る時には少ししか出さないというのはあるけど、それだと配当利回りは今いいだけでいずれ下がる覚悟をしなければならない。もしかしたら、配当金が下がったら配当利回りは同じで株価が下がるかもしれない。長年同額の配当金を出している会社もいいけど、できれば減配せず少しずつでも増配してくれる会社がいい。

でも
年EPS配当金
X100円30円
X+1100円50円
X+2100円70円

なんていうのは心配だ。

年EPS配当金
X100円30円
X+1150円50円
X+2210円70円

はモアベター。

その判断基準になるのが配当性向。

配当性向 = 配当金総額 ÷ 当期利益 = 1株あたり配当金 ÷ 1株あたり当期利益(EPS)

配当性向が高いと言うことは、1年間に稼いだ利益の大部分を配当金として社外に流出させることになり会社の財務体質を強いものにしたり将来のための投資が疎かになるということ。特に配当性向が1を超える、つまり稼いだ利益以上に支出しているのは危険な兆候だ。配当性向がいくつだと健全でいくつが危険という基準はないが、一般に成長企業は10〜20%程度、十分に成長した企業であれば30%〜40%。完全な成熟産業で、市場にこれ以上成長を期待できないような企業の場合には70%程度あっても問題ない。

安定配当、つまり業績がよくても悪くても毎期一定額の配当金を支払うという方針の会社であれば、例えばコロナで単年だけ利益がなかったけど前期と同じだけの配当金を出すというのは問題ない。

前出の例に配当性向を追加すると;
年EPS配当金配当性向
X100円30円30%
X+1100円50円50%
X+2100円70円70%

年EPS配当金配当性向
X100円30円30%
X+1150円50円33%
X+2210円70円33%

これなら安心だし、ぜひ投資したい。ただし前者であっても、利益還元の方針を変更して配当性向を●年で○%まえ高めるという過程かもしれないので、その点は確認が必要。

ここまでのまとめ。
・投資するときの配当利回りが高いものに投資したい(自分の場合には配当利回り2.5%以上、総合利回り4%以上希望)。
・配当性向が高すぎない。その企業の成長ステージに見合ったものか。
・EPSが増加傾向にあるものがいい。