約1年前に保有中の銘柄の業種別の評価額を基準にポートフォリオを調べた。また、保有銘柄の業種別の配当金割合、さらに配当利回りも調べた。今回は、これを最新情報をもとに更新したい。とは言え銘柄数が多いので全部を最新情報には更新できていない可能性がある。

なお、短期の優待権利取り目的で保有している銘柄は除外。ただし購入してからの保有期間が短くても長期的に継続保有目的で購入したものは含めている。

なお、企業の業種は正確ではないかもしれない。Yahoo!ファイナンスなどで表示している業種を東証33業種として集計した。細かく分け過ぎているので、グラフの表示はTOPIX-17の17業種にまとめた。業種分類については別記事「インデックス型ETFを買おうか、どうしようか」を参照してほしい。なお、これらにはJ-REITが含まれていないので、J-REITを加えた18業種(もしくは34業種)で分類した。



前回は集計するための関数を都度作成していたので3記事になったが、今回は最新情報に更新したら一気に結果が表示されるようになったので1記事にまとめる。





□保有銘柄の業種別割合を調べた


結果は以下の円グラフの通り。評価額による割合を示している。

portfolio



順位や割合などは昨年から大きな変更はない。

情報通信サービスその他」が最大で約40%あり昨年の37%からも増加。この分類には33業種での「その他製品」「情報・通信業」「サービス業」が含まれている。33分類での最大がサービス業で、ここには投資を始めた当初から四半世紀以上継続保有している主力の映画会社が含まれている。金額的には[6078]バリューHRも大きい。優待MAXまで保有している。情報・通信業には優待&高配当のNTT,KDDI,沖縄セルラー,ソフトバンクが含まれている。ソフトウエア産業も成長性を期待して割と銘柄数が多い。

REIT15%と年末に報告している12%より大きく出ているのは、REITは全て長期保有目的であり、他の株主優待目的の事業会社株と違いがあるため。またREITはYahoo!ファイナンスのポートフォリオ機能で常に最新の株価を反映させているため。2015年はかなり株価が回復した。

「商社・卸売」は配当金目的で買った総合商社が含まれるし、優待目的では専門商社などが銘柄数が多い。

以下「小売り業」「銀行」「その他金融」が続く。銀行とその他金融を合わせると小売り業とほぼ同じ。7番目以降に「食品」「素材・化学」「不動産」が続き、構成割合1%以下に「運輸・物流」「電気・精密」「鉄鋼・非鉄」「建設・資材」「機械」「自動車・輸送機」。昨年調査時保有していなかった「医薬品」は長期保有優遇があるゼリア新薬を保有中。「エネルギー資源」「電力・ガス」は依然として1銘柄も保有していない

33業種にばらしたときの投資ゼロの業種は17業種の「エネルギー資源」「電力・ガス」のもの以外だと「水産・農林業」「金属製品」「パルプ・紙」「ゴム製品」「非鉄金属」「空運業」の6業種。「陸運業」は鉄道会社を保有したので非保有でなくなった。

□受取配当金の業種別割合を調べた


受取配当金を元に不労所得で豊かに暮らそうと考えているのであれば、資産評価額よりも受取配当金額のほうが重要だ。受取配当金の業種別割合は以下。配当金は年1回もしくは2回程度更新し、それ以外にも気がついた時には修正しているが、必ず最新の値になっているとは言い切れない。それでも大雑把な傾向は掴めるだろう

dividend


結果、17業種+1の中で受取配当金額が最大になったのはREIT29%で昨年の26%より増加。配当金額についても年末に公表している数字とは違いが大きい。年末のやつは実際に受け取った配当金の割合で、今回のものは長期継続保有の意思を持っている銘柄の予想配当金を合計してもの。つまり毎月の株主優待権利を取ったときについでに配当権利も取っているので、その分も合算されている。REITの場合には基本的には売却しないのでREIT分は継続目的=実際に受け取った分となるので他の銘柄よりも多めに出る。

2位は保有割合が最も多い「情報通信サービスその他」。次の「商社・卸売」は高配当利回りとして保有しているもの。続けてやはり高利回り目的に購入している「銀行」。「その他金融」が7位、「不動産」が9位なのは高配当期待の割に低位だが、そもそも保有割合が低いからしかたない。多少の割合の変化はあるが、順位に変化はないようだ。



□受取配当金の業種別配当利回りを調べた




業種別に受け取っている配当金だけではなく配当利回りはどうなっているのかについても計算した。各業種別の保有銘柄からの受取配当金を各業種別の保有銘柄の資産評価額合計で割って求めたものを業種別配当利回りとした。

rate





まず優待利回りが最大なのはもちろん配当目的で持っているREIT4.44%で昨年の4.75%よりは微減。これは投資口価格が上昇したが、分配金についてはそこまで増えていないからではないかと思う。2位は鉄鋼・非鉄の4.41%で昨年12位からジャンプアップ。唯一保有しているヨドコウがアクティビストからの突き上げで増配した影響。1位・2位が4%超で他と段違いの差をつけている

3位に自動車・輸送機が3.67%で4位から上昇。3位以降は僅かな違いなので少しの増配・減配や株価の変動で順位が入れ替わるようだ。4位は素材・化学の3.49%で昨年3位から1ランクダウン。ただし配当利回りは昨年の3.44%より改善。化学系は比較的配当利回りの高い企業が多いし化粧品もこの業種に分類されていてかなりの高利回り企業が多い。5位以下は不動産(3.38%)、建設・資材(3.32%)、電気・精密(3.07%)、銀行(3.05%)が続く。昨年よりも順位を大きく下げたのは昨年2位だった運輸・物流で、海運業の配当金が落ち着いてきたのと配当利回りが比較的低い鉄道会社が入ってきたためと思われる。

2位は運輸・物流の3.98%で1社だけ保有している海運業が引き上げている。3位は素材・化学の3.44%で、化学系は比較的配当利回りの高い企業が多いし化粧品もこの業種に分類されていてかなりの高利回り企業が多い。自動車・輸送機の3.37%もヤマハ発動機が高利回りな影響。その他金融は5位で3.17%と配当金目的で保有しているリース会社などが含まれている割に利回りが高くない。ざっと銘柄名を確認したが、ほとんど3%台で特別高配当銘柄も特別低い銘柄もなかった。

一方、配当利回りが最も低いのは小売(1.17%)で昨年と同じ。優待目的で保有しており、利益率が低く配当利回りも低いのは想定内。情報通信サービスその他(1.34%)が次に低いが、これは保有割合の多い映画会社の配当利回りが低いためだろう。33業種で取り出すと「サービス」が0.94%と極めて低い。が映画招待券優待が目的で保有しており評価額も平均取得額の5倍近くになっていて永久保有予定だ。


No.TOPIX-17配当利回り
18REIT4.44%
7鉄鋼・非鉄4.41%
6自動車・輸送機3.67%
4素材・化学3.49%
17不動産3.38%
3建設・資材3.32%
9電気・精密3.07%
15銀行3.05%
16その他金融2.91%
13商社・卸売2.80%
12運輸・物流2.50%
5医薬品2.28%
1食品1.80%
8機械1.44%
10情報通信サービスその他1.34%
14小売1.17%
2エネルギー資源0.00%
11電力・ガス0.00%
  (全体)2.33%