2月分の金券優待の利回り比較を行う。金券は優待品ごとの魅力の優劣がなく単純に額面で決まる利回りで株主優待の優劣が決まる。そこで利回り比較でお得そうな銘柄を選別し、その後実際に購入するかどうかを個別銘柄の情報を見て判断する。今回からデジタルギフト編も追加する。ただし電子マネー等一般なのでサービス提供企業は同じではないこともある。


末日権利日の銘柄の権利付最終売買日は2026年2月25日(水)。20日権利銘柄の権利付き最終売買日は2月18日(水)。株価等は2026/1/23終値時点。

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権利確定月:2月 カテゴリー: 金券 全51


人気の株主優待品には波があるようだ。かつてはお米やお米券が多かったらしい、それが手軽で金額も自由に設定できるQUOカードがかなり使われるようになってきた。調べたことはないが自社商品以外では最も多いのではないだろうか。数年前はプレミアム優待倶楽部の新設がかなり多かった。昨年からだろうかデジタルギフトの採用が増えた。これまでもAmazonギフトやQUOカードPay、図書カードNEXTなどの電子的金券類があったし、デジコやEJOICAなどの電子マネーやポイントに交換可能なものを提供している企業もあった。が、ここに来て急にデジタルギフトの採用が増えたように感じる。

最近急激に増加しているのは[3691]デジタルプラスの子会社が提供するサービス。dポイント、au Pay、Pay Payのような主要キャリアのユーザーの多くが使うもの、Google Play ギフトコード、Appleギフトカードのようにスマホを利用している人であればメリットのあるもの、QUOカードPay、図書カード NEXT、Amazon ギフトカードのような広く使われている電子マネー。他にもVisa e ギフトのように汎用性の高いものなど多くの選択肢があり現金に近い使い勝手の良いもの。場合によってはWAONやnanacoなどの電子マネー、PlayStation、Uber Eats、Uber Taxiのような特定のサービスを結びついたものもあったり、暗号通貨のような資産運用に使えるものもあり幅広い。インターネットで交換手続きが必要なのでネットサービスが苦手という人にはメリットがないのだが、最近は株式取引を対面だけでする人というのはかなりの少数派だし、大きな手数料を支払って売買する人には株主優待はおまけみたいなものなので使えないとしてもデメリットとは考えないだろう。

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これほど急激に増えたのは個人株主にメリットが大きいというのに加えて導入企業側にもメリットがあるからだろう。大きなものとしては交換されなかった分のギフトは企業に戻されるというのがある。他にも手数料や株主数増加へのコンサルティングなどでもメリットがあるのかも知れない。場合によっては従来提供していた優待品のQUOカードやUCギフトカードが選択できる場合もあり柔軟性が高いのかも知れない。

ただ注意点として、上記のように選択可能な交換先があるのだが実際にどの交換先があるかは企業ごとにより違うということ。交換しようと思っていた交換先が実際に優待案内を受け取った段階では選択肢にないということもある。また交換後の電子マネー/ポイントの有効期限も交換先ごとに異なっているので実際に使う時期が先の場合には要注意。複数の株主優待をまとめて大きな買い物をしようなんて考えていると、そもそも交換先がなかったり、金額が溜まった時には最初に交換したものが失効していたりするかもしれない。日常的につかっている電子マネー/ポイントに交換するのがいいだろう。交換に株主番号が必要なので控えておくのを忘れないようにしよう。

あと以前にも書いたけど、デジタルプラスさんに要望があります。「導入企業80社以上!」とうたっているのだけど、一覧で見られるようにしてください。企業ロゴをアニメーションで見せるよりも、証券コード、企業名、権利月だけでもいいの一覧になっていたほうが効果的です。お願いします。

□概要


今回は9件。このうち前回同じ優待があったのはAmazonギフトの[5578]ARアドバンストテクノロジのみ。他は新設ないし前回から優待変更。

10万円以下に3件。[3815]メディア工房の優待利回りが極めて高い。が3期連続赤字決算で無配。年2回で長期保有優遇ありだがなかなか勇気が必要。約5万円で買えるので業績回復を期待してほったらかし投資。[3977]フュージョンは札証アンビシャス上場で無配が続いている。[428A]サイプレス・ホールディングスは年2回、優待利回りはそこまで高い訳ではないが、優待提供株数が細かく区分されていて株数増へのモチベーションを高められる。提供方式が株主パスポート経由であり交換先など詳細は不明。

20万円以下では4件。[7599]IDOMは配当利回りも優待利回りも高い。2023年から配当性向30%で安定している。ただ1/23に優待制度新設発表したばかりなので、株価がどうなるか次第ではある。次回以降は1年以上継続保有条件がつく。[9238]バリュークリエーションも優待利回りがほぼ2.5%と本ブログの基準では高いと言える。[5578]ARアドバンストテクノロジはAmazonギフト。

それ以上の2件、[7357]ジオコード、[3556]リネットジャパングループは優待利回りが高い。

※追記2026/1/26:[7599]IDOMは優待新設を受けての最初の営業日に前日比+134円(+9.78%)の1,504円となった。配当利回りは2.48%。100株の時の優待利回りは3.32%。総合利回りは5.81%でまだまだ高水準。




□デジタルギフト/電子マネー/ポイントサービス


[3815]メディア工房/2月末日・8月末日/デジタルギフト2,000円 ※長期保有優遇あり
[3977]フュージョン/2月末日/デジタルギフト1,000円
[428A]サイプレス・ホールディングス/2月末日・8月末日/電子優待券1,000円相当
[4439]東名/2月末日/デジタルギフト500円分
[9238]バリュークリエーション/2月末日/デジタルギフト3,000円分 ※長期保有優遇あり
[5578]ARアドバンストテクノロジ/2月末日/Amazonギフトカード1,000円
[7599]IDOM/2月末日・8月末日/デジタルギフト2,500円 ※長期保有条件あり
※2026年2月は保有期間の制限をもうけない
[7357]ジオコード/2月末日・8月末日/デジタルギフト5,000円分
※200株以上
[3556]リネットジャパングループ/2月末日・8月末日/デジタルギフト
【2026年2月末のみ】デジタルギフト(R)300株以上 30,000円分
【3月末、9月末】①NETOFF宅配買取クーポン ②NETOFFお買い物券
【2月末、8月末】デジタルギフト(R)1,000株以上 15,000円分