2026/5/13に[8316]三井住友フィナンシャルグループが株主優待制度の新設を発表した(PDF)。なお追加の注意点がホームページに書かれており、そちらも必読。

三井住友銀行をはじめとするメガバンクグループの持株会社で三菱UFJフィナンシャルグループの並ぶ日本を代表する金融グループ。巨大企業であり、外国人投資家を含む機関投資家が多数株主として存在する企業が株主公平原則から疑問視されることもある個人株主優遇の株主優待制度を今更導入するというのは驚くべきこと。

が、その内容を見ると株主優待というよりも株主向けのOlive加入キャンペーンとでもいうべきものだった。三菱UFJ銀行も自行への口座開設、自社グループ証券会社への口座開設、自社運営決済サービスへの誘導などで大盤振る舞いのキャッシュバックキャンペーンなど、あからさまな個人顧客獲得策に必死の様子。三井住友銀行でもOlive口座獲得へ向け多数の広告を打つなど必死の獲得競争をしていて、その一環と言えるだろう。金利のある世界で個人客の価値が高まっているということか。

さて、その内容は……



権利確定日:9月末日

【進呈条件について】
進呈条件①:期間内にOliveアカウントを契約し、エントリーを行うこと。契約には、所定の手続きが必要。
進呈条件②:エントリーしたOliveアカウントの契約口座(円普通預金または残高別金利型普通預金)の残高が150,000円以上であること。


優待1:Vポイント(有効期限:1年間)
100株以上かつ継続保有1年以上 5,000円相当
1,000株以上かつ継続保有5年以上 30,000円相当
※優待基準日の翌年2月末 23:59時点で、進呈条件①・②に該当すること。
※区分の両方に該当する場合、上位区分の特典のみ進呈。

優待2:円定期預金 金利上乗せクーポン
100株以上 円定期預金3ヵ月ものの預け入れで、店頭表示金利から更に+年1.0% (税引前)の金利上乗せ(預入限度額:1,000万円)
※優待基準日の翌年2月末 23:59時点で進呈条件①に該当すること。
※クーポンは、1枚につき1回限りの利用(有効期限あり)。中途解約する場合、上乗せ金利は適用されず、所定の中途解約利率を適用。

優待3:SMBCグループ協賛の各種イベント等への招待(抽選)
100株以上 当選者をSMBCグループ協賛の各種イベント等へ招待
・劇団四季「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の貸切公演(2027年開催予定)
・東京国立近代美術館 所蔵作品展招待券
・その他、複数予定(詳細は後日公開)
※優待基準日の翌年2月末 23:59時点で、進呈条件①・②に該当すること。


優待は3つあるが、全て100株以上の株主であると同時にOliveアカウントの契約が必要。Vポイントの1年以上の継続保有が必要。15万円の残高は判定日1日あればよさそう。まあ安全のため数ヶ月は置くだろうけど。優待利回りは0.85%で、15万円への利息だと考えると+3.33%の上乗せ。定期預金利息上乗せは3ヶ月定期1回分のみなのであまり魅力的ではないが1,000万円預けられるのであれば税引き前25,000円もらえることになる。自分はあまり余裕資金がないので条件②を満たすために使った普通預金15万円を流用するくらいしか出来そうにない。その場合には税引き前375円程度か。イベント招待はペアだろうか、それとも株主1名のみだろうか。それも気になるところ。

自分はメガバンク2社とも配当金目的で数年前から保有しているので初回からVポイント付与の対象となる。Vポイントは集めてもいないし、使ったこともないがこれを機会に使うしかない。

2026/10/1を割り当て日とした1:2の株式分割が予定されているが、株式分割後の優待基準は100株→200株、1,000株→2,000株など変更予定なので実質的な必要資金は変わらない。


ヤフーファイナンス[8316]
株価:5,852円(5/13)
必要株数:100株
必要資金:585,200円
配当予測:157円(2.77%)
PER:14.57倍
PBR:1.39倍
権利確定月:9月末日
市場:東証PRM、名証PRM