[9418]U-NEXT HOLDINGSの株主優待を使って、U-NEXTで映画『マージン・コール』を観た。

※この記事の作成にはAI(Gemini)を使いました。

□作品概要


映画『マージン・コール』(原題: Margin Call)は、2011年に公開されたアメリカの金融サスペンス映画。2008年のリーマン・ショック前夜の投資銀行を舞台に、世界の金融崩壊を引き起こす引き金となった「ある破綻のシミュレーション」をめぐり、夜通しで繰り広げられる人間模様と経営陣の冷酷な決断をリアルに描いています。

監督・脚本: J・C・チャンダー

キャスト: ケヴィン・スペイシー、ポール・ベタニー、ジェレミー・アイアンズ、ザカリー・クイント、デミ・ムーア、スタンリー・トゥッチ

特徴: 監督の父親が実際に大手金融機関(メリルリンチ)に40年近く勤務していたため、業界の内部事情や専門用語、社員たちの心理描写が極めてリアルです。派手なアクションや事件は起きず、主に「オフィスビルの中の会議室」という密室で物語が進行する、緊密な心理サスペンスとなっています。第84回アカデミー賞で脚本賞にノミネートされました。



□評価


派手な演出(爆発や銃撃戦など)が一切ない「地味な会話劇」でありながら、観客を終始緊張させる演出が高く評価され、低予算の独立系映画(インディーズ作品)としては異例の成功を収めました。

1. 超豪華キャストによる圧巻の演技合戦
ケヴィン・スペイシー、ジェレミー・アイアンズ、スタンリー・トゥッチ、デミ・ムーアといった実力派のベテランたちが、深夜の会議室で静かに、しかし火花を散らすような心理戦を繰り広げます。特にCEO役のジェレミー・アイアンズの「冷酷でありながら圧倒的なカリスマ性」は多くの観客を魅了しました。

2. 金融知識がなくても「サスペンス」として楽しめる
この手の映画にありがちな「専門用語ばかりで置いてけぼりになる」ということがありません。劇中でCEOが「私に話すときは、5歳児かゴールデンレトリバーに説明するように話してくれ」と言うシーンがあるように、問題の本質(=ヤバい商品を他人に押し付けないと会社が死ぬ)が非常にシンプルに、分かりやすく提示されるため、知識がなくても純粋なサスペンスとして一気観できます。

3. 「絶対悪」として描かないリアルな人間描写
映画に登場する銀行員たちは、世界を不況に陥れた張本人たちですが、決して「サイコパスな悪党」としてだけ描かれているわけではありません。彼らもまた、巨額の給与と引き換えに、会社の歯車として倫理観を麻痺させていく「普通の人間」として描かれており、その生々しさが深い余韻を残します。

□否定的意見


盛り上がりに欠けると感じる人も: 映画の9割以上がオフィスの会議室や夜の廊下での「話し合い」で進むため、ハリウッド的なダイナミックな展開や劇的な逆転劇を期待すると「地味すぎる」「淡々としすぎている」と感じるケースがあります。

結末のモヤモヤ感: カタルシス(すっきりする結末)はありません。現実のリーマン・ショックがそうであったように、「悪いことをした組織が生き残り、一般人が割を食う」という冷酷な現実をそのまま突きつけられるため、鑑賞後に苦い気持ちになる人も多いです。

□感想


専門用語を排除した結果、具体的な破綻までのメカニズムがわからずにリアリティが感じられない。が、もちろんサブプライムローン問題で超巨大企業のリーマンブラザーズを始め多くの金融機関が倒産危機に見舞われていたのでリアルな出来事。その辺りがしっくり来ない。主人公も破綻することがわかっている金融商品を、それを隠しながら他社に押し付けるということへの倫理的問題をかかえつつ、自分たちの生活を守るために実行しなければならないジレンマに苛まられるのだが、自分たちが生き残るためという部分の正当化論理を伝える部分が弱いので、なんでこの人は自分の行為が悪だと主張しつつ、実行しているのか釈然としない。

だが自社が倒産の危機にあることに気がつき、他人にそれが知られる前になんとかしなければならないという緊迫感と、なりふり構わず回避策を実行する行動は興味深く、最後まで引き込まれていた。

この企業が大量に抱えていた金融商品は「MBS(Mortgage-Backed Securities:不動産担保(住宅ローン)担保証券)」などの証券化商品(主にサブプライムローンを組み込んだもの)。複雑に入り組んだ商品設計のため、リスクが過小に見積もられていて、破綻が連鎖的に波及することがわかっていなかった。この映画では、そのリスクをシミュレーションした結果、自社の資産を超えて損失が発生することが分かったという。本当は、そのあたりをもっと深く掘り下げてほしかった。


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