一般の人が日本の上場株式市場で株式を購入する場合、必ず証券会社を通じて購入することになる。そしてこの株式は株式保管振替機構で一括管理されている。そして株式ごとにどの証券会社の口座内にあるかも記録されている。
複数の証券会社に口座を持っている場合、この株式保管振替機構で管理されている株式をどの証券会社のどの口座のものかを書き換えることが可能。これを移管という。
今回、シーズホールディングスがTOBされるということで株式の移管を行った。
と言っても、TOBに応募するためではない。TOBで上場廃止されることが確実になり、株主優待も配当金もなくなる。株価はTOB価格を上限に張り付いて今後上昇する可能性もない。TOBに応募しなくともいずれ強制的に買い取られてしまう。そうなると保有している意味がない。一刻も早く現金化して自由に使える方がいい。もっと別の銘柄の購入に資金を充てるのが得策。そう考えてTOB価格付近で市場にて売却することを選択した。
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